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開かないフタを開ける方法。

フタが開かない!

ジャムのフタや瓶詰めのフタ、お酒のふた
密閉フタやはちみつのフタ、絵の具のフタに
缶のふた耐熱ボウルのふた。
接着剤のふたや、フタは数あれど開かないふたは無いはず・・

硬くなって開かなくなったふたを開ける様々な知恵は人類の進化の歴史。

多くの知恵を集めてみました。

滑るビンのフタを開ける

●ハチミツやジャムのように、フタとビンの隙間に中身がくっついて固まったものや醤油のビンやお酒のビン(回すフタのタイプ)

一番よくあるタイプの硬いふたですね。

力任せに開ける方法が以外と有効なんだけど、がっちがちに固まっているといくら力を入れてもフタが滑って力が入りません。

【滑ってしまう対策】

☆濡れていたり油で滑ってしまう場合は丁寧にふき取ってからセーヌ皮(鹿の革、やわらかくてとても丈夫!)かふきんなど乾いた布でフタを包んで回します。

☆中身が暖めても良いものの場合は、湯煎をすると簡単に開くことがあります。
湯戦をする際はやけどに注意してくださいね。ジャムやハチミツのビンはこれでぬるっと開くことが多いです。

☆輪ゴム(太めの輪ゴム)をぐるぐるとフタに回して滑り止めにする。
ビンオープナーの代わりですが、けっこう役に立ちます。太目の輪ゴムをぐるぐる巻いて滑り止めにします。巻きすぎるとゴム同士が滑るので2~3巻きでダイジョウブです。

☆シリコン製やゴム製のビンオープナーを使う。
なんだかんだ言っても、これが一番効果あったりします。300~1000円程度で売っているのでお台所にひとつ置いておくと便利ですね。

フタがくっついた

☆木槌か積み木など硬い木でコンコンと角を軽く叩くとあっさり開くことがあります。
醤油のビンのようにキャップの内側に付着した液体が乾燥して結晶状に固まっている場合は、暖めてもあまり効果がないので軽い衝撃を与えて結晶をもろくしてあげるとガリガリ開きます。ガラス瓶などは割れるとキケンなのであまり強すぎない程度の力でコンコンと繰り返し叩くとよいですね。

☆接着剤や絵具のフタなど中身が少し漏れて固まったものなどは、小さいし力も入りにくいものです。
これはセーヌ皮や布でもあかないことが多いのですが、多少の傷がついても構わないという方はこの方法がよいです。
フタを布や革で覆ってその上からプライヤーというペンチのようなものでがっちり握って回す。
これでかなりの確率で開きますが、中身が完全に乾いてしまっている場合などは容器ごとちぎれたりしますので注意が必要です。

フタがくっついた(圧力容器・耐熱容器など)

耐熱ガラスなどでフタをしたまま暖めて、冷えてしまい開かなくなった場合のように、中身が真空状態(空気が薄くなった感じ)になってしまい固まったものは無理に開けようとするとフタや容器が割れてしまったりして危険です。

真空になる原因は、容器の中の空気や水分などが暖められて膨張した空気と一緒にフタの隙間から外に出てしまい容器の中の空気が薄くなったまま冷めて収縮することで内側の気圧が下がるためです。
暖かいうちは空気が膨張しているので簡単にフタが外れるのですが、冷めると空気がしぼんでしまい、しぼんだ分だけ気圧が低くなります。そのため外の空気にフタが押されて開けられなくなってしまいます。

☆暖めて開ける

空気圧で絞められている状態ですので、容器を再加熱して中の圧力を上げれば簡単に開けられます。

再加熱するときはゆっくりと過熱して、あまり高い温度まで上げないように気をつけましょう。暖かいお風呂くらいの温度程度に抑えておきます。それ以上は危険です。また、加熱する際の注意ですが、加熱すると中身の圧力は上がります、あがった状態で急にフタを取ると中身が飛び出たりしてとても危険です、飛び散っても大丈夫なように大きめのフキンなどで覆っておくか、少しずつ空気が漏れる程度にフタを緩めて温度が下がるのを待つなどしましょう。

最悪の場合容器そのものが破裂することもありますので、少しずつ様子を見ながら試してください。決して無理をしてはいけません。

【注意】圧力鍋の場合は使用説明書に開かなくなった場合の対策が記載されていることがあります。その説明に従ってください。圧力鍋は加熱しすぎると非常に危険ですので使用方法を守って使ってください。

☆しばらく放置しておく

このタイプのフタは中身の真空状態が和らげば自然に開きます。パッキンになっているフタと容器の隙間の水分が蒸発したりなどで隙間ができれば徐々に真空状態が解消されることもあります。

フタにゴムパッキンなどが付いている場合は次の方法を試してください。

☆フタと容器の間に隙間を開ける

※ガラス容器の場合は傷つけない程度に

フタと容器の隙間にへらやスプーンが入る程度のスペースがある場合は、てこの要領でゆっくり力を入れるとわずかに隙間が開くことがあります。少しでも開けばそこから空気が入るのであとは簡単に開けられます。

容器や道具などが傷つきやすいので、無理をしないでください。ケガしてはいけません><

番外編

☆炊飯器

炊飯器・・なにか忘れ物をしてそのままゴハンを炊いてしまうと開かなくなることがあります・・

あとはまれに、蒸気抜きのボールが張り付いてうまく蒸気が逃げず、開かなくなることがあります。

メーカーにもよりますが、実は炊飯器の多くに蒸気抜きの穴があったりしますので、説明書の、こんな時は、とか、故障と思ったら、のコーナーを見てみるとあっさり解決したりします。

説明書は取っておきましょうね^-^b

☆逆回しのふた

輸入品、洋物、世の中にはいろんな理由で逆回しのフタが存在します、意外と多く存在してます。

大体は矢印や開ける方向が記載されているのでその方向に回します。
何も書いていない場合は、ねじの向きが分かるものであれば、上向きに回る方向へ回します。

スチールのフタだと横から見ると斜めに溝が見えると思います。

溝が右上に向かって上がっていれば左回し(反時計回り)左上に向かってあがっている場合は右回し(時計回り)で開けます。

☆ロック付きのフタ

古いカメラのフタのように、まれにロックが付いているものがあります。ロックを解除してから開けましょう。

☆さび付いたフタ

金属同士の場合、さびの程度にもよりますが、叩くと開けやすくなるものがあります。
完全に癒着しているものは普通には開かないので、容器を壊すか、ドリルなどの穴あけなどで開ける必要があります。

最近ではフタだけで売っている事もあるので、ちょうどいいサイズのフタがあればふたを完全に壊してしまうのも一つの手かもしれません。
尚、壊すときは工具を使える人に開けてもらいましょう。

電池が腐食して青銅色にフタがくっついている場合はできるだけ触れないようにして錆びを取り除けば開けられます。さびは強い毒性があるわけではありませんが、危険物なので直接手を触れず、綿棒や割りばしなどでこすり落としてください。
万が一手に付いた場合はすぐに洗い流します。ぬるぬるが残る場合はお酢で洗ってください。目に入った場合は洗い流してすぐに眼科を受診してください。

※お子さまが手を触れないように注意してください。

まとめ

いろいろ試してみたのですが、
フタが開かないときはビンオープナーが一番簡単でした。

私は手が小さいので、ゴムシートのように手で包んで使うものよりは、挟んで回すタイプのほうが楽に開けられると思います。

なんと行ってもがっちり押さえられてテコの要領で簡単に開けられるし、容器を壊してしまう恐れも少ないので、一そろいおいておくと便利です。

電動のものもあったりして探すのもけっこう楽しいですよ。

私のお勧めは
zyliss(チリス)というメーカーのフリーサイズのオープナーです。
zyliss チリス ストロングボーイ2
お試しあれっ

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