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おせち料理といえば、我が家のおせちご紹介します。

くまです、こんにちは

お正月の料理といえば、とりあえずおせち料理を思い出します。

私の実家では、毎年12月の年の瀬の頃におせち料理を作るのが常でした。

母親が料理好きというのもあって、子どもたちに手作りのおせち料理で
季節を感じて欲しいという願いを込めて作っていたそうです。

そういう家でしたので、幼い頃から母親のおせち料理作りを手伝っていた
記憶が残っています。

大人になってからはすっかり作らないどころか、おせち料理は実家でしか
食べないっていう怠けぶりですが・・^^;

忙しさにかまけていて、実家の母のようにはなかなかできないものです^^;
そのうちそのうちと、ついつい先延ばしになってしまいますね。

我が家のおせち料理

我が家というか、我が実家の、ですが。

母親の作るおせちは基本的に3重で、本式の5重ではありません。
一般家庭で作るおせちで3重もあれば立派なものだと思いますが。

5重のおせちも5の重はふつう空っぽですよね^^
おせち料理のお重は「幸せを重ねるという縁起担ぎ」なのだそうですよ。

それで5つ目を空っぽにするのは、
全部いっぱいにすると、それ以上幸せが増えないから
新しい幸せが入る余地を残しておく、ということのようです。

おせち料理の風習が定着したのが江戸時代頃なので、
この話を聞いた時は、昔の人はなんとも粋なところがあるなぁと
感心したのを覚えています。

話がずれましたが、我が家のおせち料理は

一の重に
「黒豆、きんとん(栗きんとん)、伊達巻、田作り(ごまめ)昆布巻き、りんご羹」
二の重に
「ニシンの酢の物、紅白なます、酢レンコン、紅白かまぼこ、数の子、ローストビーフ、鴨の煮物」
三の重
「筑前煮、衣かつぎ、きんぴらごぼう」

毎年アレンジで多少変わりますが、だいたいはこんな感じでした。

そして、これをすべて手づくりすると、だいたい3日~4日かかりっきりですね。

煮物は基本はことことと時間をかけて硬い物を煮るので、それほど手はかからないのですが、
一番の難物は栗きんとんでした。

黒豆と栗きんとんはなぜか私が担当だったのでよく覚えています。

黒豆の作り方


実は私、結婚しておせち料理を外で買うまでは
黒豆の煮汁が透明なものの方が多いことをしりませんでした。

我が家で作る黒豆は、すっかり煮汁が真っ黒でとろみが強いものだったので
そういうものだと思っていたんです。

成人してから友達に聞くと、体外透明か半透明が普通だということで
私の家がちょっと変わっていたのだと思い知りました。

黒豆の黒い汁は喉に良いというのでよくスプーンですくっては飲んでいました。
そのかいあって?私はあまり風邪を引きません^^。あんまり関係ないか・・

我が家のレシピです。

分量は、だいたいなので参考程度にしてください。

黒豆は、魔除けのちからがあるという黒色とマメに働いて、健康に生きるという願掛けをした料理です。

材料

黒豆:丹波の黒豆 400~500g(水洗いしておく)
砂糖:三温糖 300~350g
塩:少々(小さじ1~2程度)
醤油:少々(小さじ1~2程度)
みりん:少々(小さじ1~2程度)
重曹:少々(小さじ1~2程度)
鉄:鉄玉子という南部鉄でできた鉄製の卵です、錆びは軽く洗って使います。
(鉄釘でも代用できます、釘の場合は木綿の袋などに入れて使います)
水:2~2.5L

1.お鍋に水、砂糖、塩、醤油、重曹、鉄を入れて煮立てます。
2.煮立てたら火を止めて、黒豆を入れるて中火で煮立てる。
(アク取が出たらこまめに取る)
3.煮立ったら火を止めて、粗熱が取れるまで置いておく。(半日ほど)
4.また中火で煮立てる。煮詰まってきたらさし水をカップ1ほどする(アク取りも忘れずに)
5.煮立ったら弱火で2時間ほど煮込む。
6.少し寝かせてからまた弱火で2時間ほど煮込む
コレを3回ほど、合計5~6時間繰り返す。
7.煮汁が豆に染みこんだら、そのまま丸1日置いておく。

豆の硬さは指でつまんで強めに押すとぷにゅっと潰れる程度です。
煮込んでいる間は黒豆が煮汁から出ない程度にさし水をします。
豆が冷めるまではお鍋に入れておきます。慌てて取り出すとしわくちゃお豆になります。
煮汁も美味しいので一緒に盛りつけてくださいね。
保存の時は煮汁に沈むくらいの量の煮汁と一緒に保存してください。


栗きんとんの作り方


栗きんとんはおせちじゃなくても食べたい料理のひとつです。毎年自分で作っていたということで、
思い入れ?もあるのですが、お芋の中の栗の甘露煮がたまらないですよね♪

でもお店で買うと、信じられないほどのお値段ですよね、、
手間暇かかるし体力いるからしょうがないんだとおもうけど・・
お子様とご一緒に作ってみると意外とおいしくできるものですので
今年はぜひチャレンジしてみてもいいかも^^

栗きんとんはその色から、黄金が貯まるように、という願掛けをした料理です。
綺麗な黄金色に仕上げたいですね。

材料

栗:甘露煮(12個入りくらいの瓶詰め2本)蜜は半分くらい(120ccくらい)使う
さつまいも:600~800g(甘めのお芋を使うときはお砂糖を少なめに)
砂糖:200~240g
みりん:大さじ1~2(多めに入れるとゆるくなります)
塩:ひとつまみ
香り酒:(ブランデーかラム)大さじ1~2
色付け:クチナシの実を細かくして木綿袋に入れておく。

1.さつまいもの皮を厚めにむいて2cmほどにばっさばさ輪切りにする。
2.水にさらしておいて色付けと一緒に入れておく。
3.中火でさつまいもに色がついて串が通るくらいまで茹でます(アク抜きをしっかりすると発色がよくなります)
4.さつまいもが温かいうちに裏ごしをする。(裏ごしは繊維だけを漉し残すようにがんばる^^。とってもきついです、男性にやってもらうと良いです。)
5.裏ごしをしたさつまいもに砂糖と甘露煮の蜜を加えて中火でよく練り込む。
6.照りが出てきたら弱火にして甘露煮の栗とみりん、塩を加えてさらに練る練る。
7.なめらかになったところでアルコールを飛ばした香り酒を加えてざっくり練る。

タッパーなどで冷暗所で1周間くらいは持ちます。冷蔵庫に入れるととってもスペースが無くなります。
気分を盛り上げたい時は、盛り付けした上にほんの少々食用金粉をまぶすとゴージャス!
裏ごしをしないでフードプロセッサで練っても大丈夫ですが、裏ごしをしたものとは舌触りが全然違うし発色も悪くなります。
皮はざっくり厚めにむいたほうが綺麗な黄色になります。
クチナシの実がないときはなくても大丈夫です。サフランとかで代用できるようですが、私は香りが気になるので使いません。

おまけ

りんご羹

カットしたりんご(皮ごと)を砂糖茹でします。

柔らかくなったら裏ごしをしてしてレモン汁と混ぜます。

水に寒天を入れて溶かしたらリンゴを入れて混ぜます。

容器に入れて冷やして固めるます。

いろんな形の容器に入れてあげると、子どもが喜びますよ♪

とても簡単で美味しいしです。茶色になりがちなおせち料理なので、
紅一点の彩りが食卓を華やかにしてくれますよー

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