卒業式は春なんだけど、なんだかこの頃が一番寒く感じます。しかも卒業式の保護者ってほとんど動かない上に体育館とかって地味に冷えるんですよね。マナー違反はしたくないし、でも寒いのはさむいし・・
スーツにタイツはNGですか?
ファッションマナー的に言えばスーツにタイツっていうのは3~4歳の子どもならいざしらず、大人では間違いなしにNGです。理由は、スーツというのは本来フォーマルで着用するものですが、タイツというのはどちらかと言えばカジュアルに分類されるからです。もちろんカジュアルシーンでスーツを着て、その下にタイツとうのであれば特にマナーを問われることはありません。あとはセンスの問題ですので。
あとはタイツが外から見えない場合は特に問題にはなりませんが、女性のフォーマルにパンツというのは滅多にないので、やはりフォーマルが要求される卒業式などではタイツは原則NGと考えたほうが無難ですね。
テレビで見る機会があればチェックしてもらうと分かるかもしれませんが、海外の要人やセレブな人たちがオフィシャルにタイツを履いている姿って見ませんよね。もちろんナマ足も基本的にはNGです。
黒タイツと黒ストッキング
タイツとストッキングの差ってご存知ですよね?見た目で分かるとは思いますが、30デニール以上はタイツです。それ以下がストッキングです。
で、その違いはあれどもスーツ姿に黒タイツや黒ストッキングだとどうしてもお葬式のイメージです。コサージュを付けてもやっぱり華やかな雰囲気は一切なくて卒業式というお祝いの席にはふさわしい格好だとは思えません。
もちろんドレスコードなどで黒スーツに黒ストッキングという場合はそれに従っておけばよいので、その場合は気にする必要はありません。
ただ、最近では子どもの卒業式くらいでそこまで・・とかんがえられる方も多くなってきているので、あまりがっちがちにフォーマルを意識しなくても良いようです。そこは周囲の人(一緒に出席される他の親御さん)の意識というか、感覚に合わせておくのが良いと思います。
セレブな人たちの多いところではきっちりと、そうでもなければそれなりに、というところでしょうか?
まぁ大人になってあまり厚手のタイツを履くことも無いとは思いますが・・
寒さ対策はひざ掛けなどで
ただ、卒業式ってけっこう長いし、その間ずっと寒い思いをしてほとんど動かないでいるのはとてもつらいものです。それに学校の椅子ってパイプ椅子だったりと、決して長時間座りやすいものでは無いですし。そうなると血行が悪くなって更に冷えます・・。
寒さや冷え対策でストッキングを2枚重ねで履くというのもあります。あとは可能であればひざ掛けを持っていくというのもありますね。移動中はストールにできるものであれば荷物としてかさばる事もありませんのでおススメです。
スリッパ持参の場合であれば、中が起毛のものだと少しは冷え対策になりますね。私の場合は携帯用のスリッパに薄めの中敷きを敷いて靴用のホッカイロを入れています。
あとは背中の肩甲骨の間より少ししたに貼るホッカイロを貼って、もう一つ貼らない使い捨てカイロを持っています。
まとめ
基本的にダークスーツに黒タイツやストッキングはお葬式を連想させるのでお祝いの式典では避けたほうが良いようです。
また、30デニール以上のタイツはフォーマルの席では原則としてはNGです。ですので色を問わずタイツはフォーマルでは避けましょう。
体育館の冷えは使い捨てカイロやひざ掛けで乗り切る。
おまけのうんちくです。
手足の冷えはお腹など体の中心をを温めると徐々に解消されていきます。
実は手足の冷えというのは手足の毛細血管が収縮することで起こります。収縮する理由は体温を手足から奪われないようにするためです。この体温の基準は手足ではなくて、体の中心、お腹の辺りの体温が基準になります。体の中心付近の体温が下がると、低体温で死なないように、脳は体の末端の血流量を減らすことで体温の流出を避けようとします。つまり手足を犠牲にして体=命を守ろうとするのです。
手足から冷えて行くのはそういう理由です。
手足だけを暖めても体が冷えたままでは更に血管を収縮させようとするので、カイロなどを手放したらすぐに冷えてしまいます。
そこで、カイロなどを体の中心を温める位置に貼り付けてあげるとお腹の辺りの体温があがります。体温が高くなってくると脳はこんどは手足の血管を拡張させて体温が上がり過ぎないように調整します。
余談ですが、冷え性はこの逆の事を長年やってきたせいで、(夏場のクーラーかけすぎ、冬場の暖房かけすぎ)体が冷えやすくなっている状態です。