年末の声が聞こえてくると、そろそろ準備を始めたいことのひとつが
年末年始のご挨拶に関してですね。
今年親族に不幸があって新年の挨拶を控えたい場合でも年内に喪中のご挨拶をします。
そこで気になるのが、喪中のご挨拶っていつごろまでにすればいいのか?ですね
喪中のご挨拶はいつまで?
地方や年代で多少の違いはありますが、私は11月の中旬から11月下旬まで届くように送るのが良いと思います。
年賀状の準備は早い方で11月の初旬に始めているようですので、その準備までに届けば相手先にご迷惑がかからないかなと思うからです。
ちなみに、年賀状の販売は毎年10月末から行います。年賀状の投函受付は12月15日からですので、早い方であればこの時期に準備が完了します。
宛名書きの業者さんは枚数にもよりますが、1週間~2週間、年末など、申し込みが立て込むときであれば、1ヶ月程の余裕を見ることもあるそうです。
平均的な2週間程と考えても、元旦に届く12月15日~25日までに投函するとして、11月の中旬から12月の上旬までには印刷や宛名書きの申し込みなどをされている可能性がありますね。
せっかく準備して頂いたのに、無駄にさせてしまっては申し訳ありませんね。
ただし、ご年配の方などは11月中に喪中のハガキが来ると「今時の人は常識がないねぇ」などと思われる事もあるので、一律にいつ出すと決めるよりは、送る相手先によって時期をずらしながら送ると良いと思います。
喪中のハガキを出し忘れた!
喪中のご連絡は、近年年賀状を頂いている方に対して送るのが一般的ですが、万が一送っていない方から年賀状が来た場合、
喪中のハガキを返信として送るのは相手を恐縮させてしまうので、年賀状の返信に喪中ハガキを送ることはしません。
この場合は寒中見舞いとして、喪中の連絡をしなかった点を軽くお詫びして、近況などを添えて返信とするのが良いです。その際「年賀」など新年の祝詞は使わなくていいです。
そもそも喪中のご挨拶って?誰に出すの?
喪中のご挨拶とは、年内に近親に不幸があった場合に、喪に服し、新年のご挨拶を欠きますということを事前に連絡する挨拶のことです。
年賀状というのは本来は、上位の方のもとに直参して行うお年賀を、遠方であったり、訪問先の数が多いということで、書状にて略した挨拶です。
喪中の場合は新年のご挨拶を避けるというのが、神道のケガレの考え方、儒教の服喪という儀礼、や仏教の忌避の考え方などが合わさった風習として定着しています。
喪中のご挨拶というのは、そういった理由で新年のご挨拶を欠きますが、何も連絡無しでは礼を失することになります。
そこで、「喪に服しますので、新年のご挨拶はしませんよ、ですので、そちら様からもご挨拶は結構ですよ。」
というご挨拶をすることで礼儀を尽くすというご挨拶が喪中のご挨拶です。
喪中のご挨拶自体が比較的新しい風習ということもあって、明確にこうしなければならない、というルールはありません。
あくまでもお互いに礼を失しないよう、相手を気遣うという思いやりの気持ちが元になっている習慣です。
そういうった理由から、お互いに既知の間柄(お互いが近親同士など、同じ喪に服す範囲)ではお互いに送り合うことは必要ありません。
まとめ
喪中のご連絡も、新年のご挨拶もそもそもはお互いに相手の事を思い、「あなたの事を気にかけています」、というメッセージです。
ですので、ルールがこうだから、とか、昔はこうだったというよりは、相手先に合わせた対応をするのが最も良い対応だと、私は思います。
礼儀作法だからと堅苦しく思わず、お互い気持ちよく過ごすためのマナーなんだと思えば分かりやすいかもしれません^^