サイトアイコン くまのお役立ちブログ

インフルエンザの予防接種料金が値上げされるって本当ですか?

くまです、こんにちは(^o^)/
今年も寒い季節がやってきました。
秋口から冬にかけては体調を維持しにくいので大変なのです。

ところで、毎年大流行する、すると言っておきながら小規模な流行はしてもなかなか大流行はしない
するする詐欺のインフルエンザですが。流行の拡大が防げているのは予防接種のおかげとかそうじゃないとか・・

効果があるの?とギモンにおもいつつも毎年接種しているご家庭も多いと思います。

そのインフルエンザの予防接種、今年2015年はお値段があがるのでは?と言われていますね。

結論から言うと既に値上がりしています。

ただでさえ家計が苦しいのに、10月になってからいろんなものが値上げしたのに。
「インフルエンザワクチンよ、お前もか・・」という気分になります。

さて、気になる値上げですが、昨年までに比べると平均して500~1000円前後の値上がりになります。

一般的な料金は次の通りです。(自治体や医療機関ごとに異なります)

大人(公費負担あり)65歳以上で 2,000円~3000円
大人       13~64歳まで 3,300円~4700円
子供        3~12歳まで 2,800円~3800円
子供         3歳未満  2,300円~3500円

13歳未満の方は2回接種ですので、お子様が二人いるご家庭の場合だと、2000円~4000円の負担増になりますね・・

さてさて、困った値上げですが・・いったいぜんたい、どうして値上がりしたのでしょうか?

インフルエンザワクチン値上がりの理由

昨年までのインフルエンザの予防接種は3種類の抗体を混ぜた3価ワクチンというものだったのですが、それが今年からは4種類混合の4価ワクチンになりました。

つまり、従来は

A型ワクチン1類
A型ワクチン2類
B型ワクチン1類

三種類の混合ワクチンでした。

ところが、3月過ぎ頃になるとこの三種類のワクチンに含まれていないインフルエンザB型2類が流行するため、従来のインフルエンザ予防接種では効果がないと言われていました。

世界的に見ても3種混合ワクチンからB型2類を加えた4種混合の4価ワクチンが主流になっています。

そこで日本でも今年から4価ワクチンが導入されることになったのですが、3価ワクチンに比べ4価ワクチンは製造価格が1.5倍もかかるため製薬会社からの卸価格が値上がりしたため値上がりしたということです。

ワクチンの効果を高めるための原価が上がったことから価格が5割上がりました。

毎年高いな~と思いながらも受けていた人も多い中の値上がりです。今年の値上がりを受けて接種を控えるようになる人が増えるのでは?という声もある中、今年は予防接種を行う人が減って、却ってインフルエンザが流行するのではという意見もあります。

インフルエンザ予防接種の費用

インフルエンザ予防接種の費用は、全国一律ではありません。
都道府県や病院によって異なります。

おおよその全国平均は3400円程になります。一家四人だとすると14000円です。けっこうイタイ負担ですね。

ちなみに我が家の近所では混雑する小児病院の予防接種は3000円で空いている内科病院は3500円でした。少し離れた耳鼻科は2500円で最高値と1000円も差がありました。

なぜこんなに差があるんでしょうか?

それはインフルエンザの予防接種が自由診療だからなんです。自由診療なのでワクチンの代金や診察費、器具代、人件費などを加算して料金設定をしています。

インフルエンザワクチンそのものは安くても高くても効果に違いは無いようですので費用の安いところを探して接種されると良いと思います。

余談ですが、例年インフルエンザワクチンは数が足りなくなる傾向にあるうえ、今年は新しいワクチンのため製造が追いつかずどのメーカーも品薄状態だそうです。早めに予約をされた方が良いと思います。

まとめ

インフルエンザ予防接種は65歳以上は重篤になる恐れが強いため自治体から助成金が出されています。私が子供の頃は小学生の頃は学校で接種していたように思いますが、最近では廃止されているようです。理由はインフルエンザ予防接種の効果が費用に対して薄いからだ、ということだったと記憶しています。国としてはワクチンの接種を推奨しながら各自治体は助成金が出ないからという理由で自由診療扱いにして各家庭に負担を強いる現状で、さらなる値上げと品薄状態を看過している状態はインフルエンザ予防接種離れを加速するのではと危惧します。

インフルエンザ関連の他の記事

モバイルバージョンを終了