年末から翌3月にかけて毎年小規模ながら流行するのがインフルエンザです。
大流行にまで至らないのは予防接種の効果があるとも言われていますが、予防接種をしてもインフルエンザにかかったという人もいます。
予防接種だけに頼るのはやはり心配なものです、日常生活で効果のある予防方法についてまとめてみました。
予防接種は効果ある?
予防接種にはある程度の効果はありますが、うちの娘も予防接種をしたにもかかわらず、接種の翌月にはインフルエンザにかかっています。
予防接種のおかげで重症にならなかったと言われましたが、その辺りはよくわかりません。
というのも昨年までのインフルエンザ予防接種は3価ワクチンといって、A型2種 B型1種の3つの株を混合したものです。
毎年3月過ぎに流行するのはこの三種類から漏れているB型2類という種類のものだったのです。
今年からは世界的にも標準になっている4価ワクチンに変更されたようで、すでに4価ワクチンの接種が始まっています。
4価ワクチンの効果はこれからになりますので、まだわかっていません。ただ毎年3月過ぎに流行るタイプのインフルエンザに対応しているはずなので、3月の流行は抑えられるのではないでしょうか?
しかし、3価から4価になったことで、ワクチン接種のために必要な費用も増えています。
ワクチン接種の費用は、医療機関ごとに異なりますので、一概にはいえませんが、概ね500~1000円の値上げと見込まれています。
予防接種意外の予防法は?
インフルエンザの原因は、ウィルスです。ウィルスは体内に入らない限り悪さはできません。
ですので、もっとも高い予防方法というのは、体内にインフルエンザウイルスを取り込まないことです。
インフルエンザウイルスの体内への侵入経路は大きく分けて2つ
口と鼻です。
つまり、呼吸と食事によって体内に取り込まれることになります。
ですので、手洗いとうがいをマメにおこなうことで取り込む量をだいぶ減らせるようになります。
日常生活で、人の多いところに行くときにはマスクを着用して、外から帰ってきた時にはかならずうがいと、石鹸での手洗いをする。
これだけで相当のウイルスを除去できますので、ぜひご家族全員でやってみてください。
うがいと手洗いは料理の前も!
意外と見落としがちなので追記しておきます。
ウイルスの感染は外からばかりとは限りません。じつは家庭内でのウイルス感染の多くは食事からという点をつい見過ごしてしまいます。
ウイルスは熱に弱いので、加熱調理をすれば、ほぼ死滅しますが、生食のものはそうは行きません。ですので、外出時だけでなく、調理の前や合間でも、食材にウィルスが付着していることも十分に考えられますので、食材の洗浄(水洗いで十分です、野菜用の洗剤をつかってもよいですが、わたしは野菜洗剤は抵抗があるので使っていません)をきちんと行いましょう。また生食はできるだけ避け、加熱調理をするだけでもインフルエンザだけでなく、この季節に流行るノロやロタなどの他のウイルスにも効果があります。
おおよその目安ですが、70~80度での加熱調理でウイルスは死滅しますので、通常の加熱調理で十分死滅させられます。
まとめ
ウイルスはへの対抗策は予防接種だけではありません。
予防接種は費用のわりに効果が薄いと感じる人もいます。
体に入り込んだウイルスをやっつけるのは免疫による抵抗と体力です。
予防接種は免疫を作るだけです。
体力がなければ免疫効果も薄くなります、規則正しい生活で体力維持を図りましょう。
最も高い予防はウイルスを体内に取り込まないことです。
手洗いとうがいは高い予防効果があります。
加えて加熱調理を心がけることで食事からの感染も減らせます。