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サンタさんの正体って、いつどうやって伝えます?

くまです、こんにちは

毎年クリスマスシーズンになると
子どもたちの関心はなんといっても“クリスマスプレンゼント”

毎年、サンタさんに「プレゼントをくれますように・・」って
お祈りしてお手紙書いて、いじましくサンタさんを信じている姿もいじましく微笑ましいものです^^

でも、そろそろ子どもも大きくなってきて、サンタさんの正体は、もしかしたらパパ、ママかもと気が付き始めてる?

そろそろサンタさんの正体をきちんと教えたほうが良い?
そんなこんなのクリスマスにまつわるギモン。

我が家ではこんな風に考えています。

サンタさんがやってくる、その前に・・

我が家では、サンタさんについて、子どもたちにどう伝えるか?
というのを第1子が生まれる前に夫婦で話し合って決めました。

その時に出した案がいくつかあるので、並べておきます。

その1

「サンタさんは空想上の存在で、実際にはいないもの。
プレゼントは親から渡すものだと教える。」

この教え方だと、幼稚園や保育園での行事とマッチしないので良くないし
あまりに切り捨てすぎるのも寂しいと却下。

その2

「サンタさんについては特に触れずに、クリスマスの寝床にプレゼントだけ置いておく
子どもがプレゼントについて質問してきたら、サンタさんかもね~って言って笑う」

うちが現在採用しているのはこの方法、これなら世間の行事ともあまりずれずにいられるし。
子どもは夢を感じられると思うし、将来も自然に説明できると思います。
子どもが成長したときにも一番説明しやすいということで採用。

現在上の子は7歳で下の子は3歳です。

上の子は「サンタさんにもらった~」といいながらも
親が買ってくれたのだと半分思っているようです。

下の子は「サンタさんを純粋に信じているようですが、
プレゼントをくれるいい人という理解のようです。

その3

「クリスマスのプレゼントはサンタさんがくれるもの、いい子にしていないと
サンタさんがこないよ~と説明する。」

これは、たぶん多くの家庭で自然とこうなっているのでは?

ただ、うちではプレゼントは親が買ってるって子どもが分かった時のことと
いうことを聞かない子に対してプレゼントを人質?にするような躾は避けたいと考え、
誰が買ってきたか(置いていったか)は特に伝えない方式を採用したので、これは却下でした。

誰からもらったとしても、きちんと感謝する気持ちを表せていれば良いと思いました。

その4

「クリスマスに何かをあげるということはせず、クリスマスとはどういう行事なのかについて
子どもがわかるように教える。」

これは、きちんとできるのであれば一番良いのだと思いましたが・・

うちはクリスチャンでもないし。現代のキリスト教徒もプレゼント交換はやっているし、プレゼント無しというのは可哀想だということで却下。宗教的意味については成長に併せて教えていけば良いので特にクリスマスに絡めなくても良いと判断しました。

というように、まとめると

①サンタさんは空想上の存在とはっきり教える。
②サンタさんの存在をぼかす。(我が家はコレ)
③サンタさんは存在すると積極的に信じさせる。
④クリスマスは宗教行事として伝える(サンタクロースに触れない)

クリスマにプレゼントを渡すのはどうして?

実はこの話題、夫婦の間でかなり意見が別れたんです。

というのも、私の実家では、もともとクリスマスという行事は、
キリスト教という宗教の中でも最も大きな行事の一つであるけれど、
サンタクロースとキリスト教は直接の関係が無いと教えられていました。

だから、クリスマスプレゼントは親が買ってくれる物だと知っていましたし、それに
うちの親の方針でクリスマスには毎年好きな本を、いくらの本でも、どんな本でも1冊だけ買ってくれる、ということになっていました。
大の本好きな私としては、本はいつも図書館で借りるばっかりなので、自分の本が手に入るこの日がとても楽しみだったのを覚えています。

少し成長してからは

クリスマスにプレゼントを渡す習慣というのは
基本的にはキリスト教とは無関係なのだけれども、

聖ニコラウスという司教さんが貧しい家の娘を助けるために
煙突からコインを投げ入れていたという逸話から始まった事を知りました。

母親がクリスチャンだったので、おそらくこういった事は知っていたと
思いますが、父親はクリスマスを基本的には他国の宗教行事と捉えていたので
あまり積極的に教えてくれることはなかったと記憶しています。

私の相方の実家ではあまり深く考えずに
クリスマスプレゼントはサンタさんがくれるものだと教えていたようです。

ある程度の年齢になってサンタクロースの存在に気がついたそうですが
「ああ、やっぱりそうなんだ~」と思うようになったそうです。

現代のサンタクロースはおおよそ19世紀頃に商業的な意味で広まったものです。
クリスマスのお祝いと、貧しい人に施しをするという習慣をくっつけて、
プレゼントをくれる素敵な人の存在をイメージにしたものです。

このときにサンタさんのモデルを聖ニコラウスからとったのだということです。
煙突から入り込んでくるというのもナットクですね。


サンタさんがいて欲しいのは子ども?それとも親?

子どもにサンタさんの正体をいつ教えるか?というのは

そもそも、子どもたちにサンタさんの存在を信じさせたのは誰で
どのように信じたのかが影響すると思いので、それぞれに合わせた方法が良いと思います。

我が家のようにサンタさんの存在についてぼやかしている場合
ある程度の年齢(小学校高学年から中学くらい、子どもの成長具合で判断)
サンタクロース誕生のいきさつや、なぜそうなったかについて説明することが自然だと思います。

また、子どもがサンタさんの存在を信じている場合は、
いつまでも信じてもらえればいいと思っています。

大人になれば自然にサンタクロースの存在については理解すると思いますし、
その頃には親の気持ちも同時に理解できるようになっていると思います。

サンタさんの存在を信じさせておいて、中学生になった途端、実はサンタの正体は・・
なんて、ある日突然正体をバラされても子どもとしても戸惑いますよね^^;

敢えて言う必要は無いと思うし、信じていたものを信じさせた人から違うと言われるのは残酷ですよね。

実はサンタクロースって、
ほんとうは子どもよりも親の方が欲しい存在なのかもしれませんね。

だって・・

何ヶ月も前から、こっそり子どもの欲しがっているものを調べて
(それとなく聞いたり、サンタさんへのお手紙を書いてもらったり)

調べたプレゼントを「コレ高いな~」なんて言いながら買ってきた日に、たまたま大きな紙包をもって帰ったところを子どもに目撃されて、しつこい追求をかわす言い訳に苦労したり^^;

プレゼントをあげる当日には、妙に不自然に夫婦揃ってテレビとか見たりして、普段ならやらない、子どもの寝かしつけを夫婦協力してやってみたりしたりとか。

子どもが寝静まった後に、うんうん、て目配せなんかして寝かした子どもを起こさないように、バレないように枕元に置いてにんまりしたり。

翌朝枕元に置いてあるプレゼントを見た瞬間の子どもの表情を写真に撮りたくてなぜかカメラを持って子ども部屋に行ったり。

紙包みを見つけた子どもの表情で今までの苦労も全部吹き飛ぶような、よかったね~って言いながら一番ホッとしているのは自分だったり。

「来年もいい子にしてればきっとサンタさんが来てくれるよ」、とさり気なくいい子にしていなさいアピールをしたりして。

こういう一連の行事を一番楽しみにしているのは実は親なのかもしれませんね^^

サンタさんの存在を一番に信じたいのは私達親の都合というか願望なんじゃないかと・・

だから、子どもにサンタさんの正体をいつ、どうやって伝えたいか悩むっていうのは、

自分達の都合の良いように子どもに物語を信じさせたんだけど、子どもも成長してきたし、これも親の勝手な都合というか判断なんだけど、もうそろそろいいかなっていうことで今まで信じさせていた物語の内容は実は本当はこういうことですって変えたいんですけどっていうかなりご都合主義的な考え方だと私は思うのです。

だから、信じさせたのならどこまでも信じていてもらえばいいと思うのです。

いいじゃないですか?

サンタクロースを信じている大人が居ても(ちょっと痛いかもだけど)
普通に成長すれば、
自分の欲しいプレゼントを黙っていても買ってきてくれる存在なんて、仲の良い彼氏彼女か両親だけだって、そのうち理解しますから。

と私は思うのでした。

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