一部の方のものばかりと思っていたカラコンも、いまや普通のOLさんや学生さんも使うあたりまえのアイテムになっています。
これからカラーコンタクトレンズを使ってみようかなっていうカラコンの初心者さんに、はじめに知っておきたいことや気を付ける点などまとめてみました。
カラコンを買う前には、必ず眼科で診察を受けましょう
カラコンにはいろいろな種類やサイズがあります。
何に気をつけて選んだらいいのかとか、普段のケアの方法や使用期限と使用期間の違いなど、買う前に知っておかないといけないことなどたくさんあるんですよ~♪
初心者さんだけではなく、もう何度もカラコンを使っているベテランさんも、視力補正用のコンタクトレンズしか使ったことがない人も、実は知らないこともけっこうあります。
中には健康を害するような内容もあるのに知らないまま使っている人もいるかもしれませんね。
カラコンを使うと失明!?とか、目の病気になりやすいというような情報や、カラコンは安全か危険だとか、あちこち見る度に正反対のことが書いてあったりして、何が正しい情報か分からなくなります><;
今まで使って来た人も、これからの人も、カラコンを買う前に悩んでいること、使っていて分からないことなどきちんと調べて安心して使えるようになりたいですね。
カラコンを買おう、その前に必ず眼科へ!
カラコンなどコンタクトレンズは基本的に医療器具に指定されているものです。ネットなどでは眼科の受診を必要としていないものもたくさんありますが、少なくとも初めて買う前には必ず眼科を受診してください。
普通のコンタクトレンズでももちろん、カラコンは特に、ご自分の目に合ったものを選ばないと、大切な目を傷める原因になります。
脅かすようなことを言っているわけではなくて、正しく利用する方法をしらないために、眼病にかかるひとはたくさんいます。
安心してカラコンを使うためにも、買う前とその後も定期的に(3ヶ月に一度くらい)眼科で検査をしてもらうようにしてください。
カラコンを買うときにチェックする項目
☆高度管理医療機器承認番号を確認する。
視力補正用のコンタクトレンズや度付きのカラコンはもちろんのこと、度なしのおしゃれカラコンであっても「薬事法」という法律で「高度管理医療機器」という医療器具に指定されています。
カラコンを販売する業者は「高度管理医療機器販売業許可」が必要だし、さらに製品ごとに「承認番号を明示する」必要があります。
これは、通販であっても同じです。きちんと承認されているお店は必ずこの許可番号と承認番号が明示されています。
通販でもきちんと表示してあるお店から購入するようにしましょう。
☆ベースカーブ(眼球の丸み)や矯正度数を確認する
ベースカーブというのはレンズの丸みです。コンタクトレンズは角膜に直接のせて使うものですので、レンズの丸みと角膜部分の丸みが大きくずれていると付け心地が悪いだけでなく、使用中にずれやすくなったりホコリなどが入り込んで眼球に傷を付ける原因になります。
ベースカーブはご自分の目のサイズから+-0.2くらいを許容範囲として選びます。わからない場合は、眼科に行くとどのくらいのサイズのものを選んだらよいか教えてくれます。
矯正度数はどのくらい見え方を補正するかという数値で+-0.25~+-10.00くらいまでの数値で表示されます。製品によってはもっと多かったり少なかったりもします。ちなみに視力のように0.1とか1.5という数字ではありません。
眼鏡の度数とコンタクトレンズの度数は同じではないことがあります。一般的には、メガネの方が矯正度数は弱くなるようです。
これは目とレンズの距離が関係しますので同じにはならないのが普通ですね。
こちらも眼科でしっかり調べてもらいましょう。度数が合わないと目がとても疲れやすくなります。
☆レンズの含水率と酸素の透過率を調べる
ソフトコンタクトレンズはレンズそのものに水分が含まれています。そして、どのくらいの水分がレンズ自体に含まれているのか?というのが含水率という数値です。
・含水率が高いレンズは装用感が良いと言われていますが(個人差があります)レンズを維持するために多くの水分を必要とします。
・含水率の低いレンズは、人によってはごろごろするなど不快に思う人がいる反面、レンズを維持するためには比較的多くの水分を必要としません。
意外と勘違いしやすいのですが、ドライアイの人は含水率の低いレンズのほうが目の乾きが抑えられるようです。
実はコンタクトレンズの水分は初期に含まれている分が失われると、その水分を目から補充しようとします。含水率の高いレンズほど多くの涙を必要とするので、涙の少ないドライアイの人は含水率の高いレンズを使うと却って目が乾いてしまうということになります。
酸素の透過率はレンズを通り抜ける酸素の量です。レンズで覆われてしまった目は空気に触れにくいため、目にどれだけ酸素を供給できるかというのはレンズを通り抜けてくる酸素の量で決まります。ですので、透過率が高いほど多くの酸素が補給されます。酸素透過率はレンズが汚れたり使用期限がすぎたものは極端に下がることがあります。使用法や期限をしっかり守らないといけないのはこういう理由です。
酸素が不足すると、目が充血したり痛くなったりします。目の不快感や傷み、充血を感じたら、レンズを外し、目を休ませましょう。
使用期限と使用期間の違い
コンタクトレンズには使用期限と使用期間というものがそれぞれあって、意味が違います。
使用期限というのは未開封の状態のレンズを、いつまでなら使えるかという期間を示すものです。
例え、未使用のレンズでも製品指定の使用期限を過ぎたものは使ってはいけません。
試用期間というのは開封後、何日間(あるいは何か月間)使えるか、というもので、これは開封したときからカウントされます。
1dayタイプや2weekタイプなどという表示がこれに当たります。”試用期間”が過ぎたものは”使用期限”内でも使ってはいけません。
また、コンタクトレンズによっては、一度外してしまうと再装用してはいけないものもあります。製品付属の説明書をきちんと読んで正しく使いましょう。
期限の表記はレンズのパッケージに”EXP”という記号と日付で表記されます。
例えば、「EXP 2015/10」 の場合2015年10月までが使用期限になります。
使用期間内であっても、長時間の連続装用は目を傷める原因になります。連続で8時間を越える装用はベテランの方でも避けたほうがよいでしょう。
レンズの裏表を知る
コンタクトレンズには表と裏があります。ソフトレンズは柔らかいので裏返ってしまうこともあって不慣れだとすぐには気が付かないこともあります。
裏返しのままつけてしまうと、ごろごろとして不快なうえ、目に痛みを感じたり、目を傷つける原因にもなります。
チェック方法は、とても簡単です。指のお腹にレンズをのせて真横からよく観察すると分かりますが、まんまるとしたお椀型になっていればOKです。レンズのフチにの方に行くに従って反るようなカーブをしている場合は裏になっています。よく分からなければわざと裏返して見比べてみるとはっきり分かるようになります。
目薬はコンタクトレンズ専用で保存料の無いものを選ぶ
コンタクトレンズをつけていると、どうしても目が乾くことがありますね。そんな時はガマンせずに目薬を使って目に潤いを補充して不快感を和らげましょう。
目薬はコンタクトレンズ専用のものを使うようにします。その中でも、できるだけ人工涙補充液で、使いきりのタイプを選ぶとよいです。
保存料を使用しているタイプの目薬はあまり目によろしくないので避けた方がよいです。
レンズをつけたまま眠ってはダメ!
短時間の睡眠でもレンズをつけたままで眠ってはいけません。ほんの少しの睡眠でもびっくりするほど目が乾いてしまったり、すごく充血したりします。うたたね程度の睡眠でも、付けたままだと目が真っ赤になりますよ。
レンズ直径と着色直径の違いを知ろう
☆カラコン効果は着色直径で決まります。
通常の視力補正用のコンタクトレンズは着色部がないので、レンズの直径(DIA)を見るだけでよいのですが、カラコンの場合は着色直径というレンズより若干小さ目のサイズ表記があります。カラコンの場合、製法にもよりますが、着色成分をサンドイッチして作るものが多いので、着色部より一回り大きめのサイズになります。逆にデカ目効果を知りたい時はDIAではなくて着色直径を調べないと思ったより小さいなぁという感想を持つかもしれません。
個人的にはあまり大きすぎると宇宙人になってしまうので、控えめの方が良いとおもいますが・・
サイズのはかり方にもレンズをつぶして平らにしたものの直径(装着時より大きくなる)と、そのまま丸みのある状態で測るもの(装着時の大きさに近い)がありますので測り方に注意しましょう。
まとめ
おしゃれカラコンを楽しく使うためには、正しい使用方法をしっかりと身につけてください。
なによりも大切なあなた自身の目と健康を守るためには、めんどうくさいっと思わず、しっかりと目とレンズのケアをしましょう。