夏もそろそろ終わり、
秋の声がそかしこから聞こえてくる9月です。
年末に向けた準備を始める時期でもありますね。
さて、うちの下の子は今年七五三のお祝いに当たる年です。
ところが、実家の母親に連絡をすると、
下の子の七五三は去年だったのでは?と言われ
七五三って数え年なの?満年齢なの?
それとも成人式のように学齢なの?
と心配になったので調べてみました。
そもそも七五三の起源を知らなかった
男子は3歳と5歳、女子は3歳と7歳いう節目の年齢の11月15日に行う行事。
無事に子供が成長したことを祝い、その地方の氏神様にお参りする儀式です。
元々は関東で行われていた行事が、全国に広がったようです。
3歳のお祝いを「髪置(かみおき)」と言って男女とも3歳でお祝いします。
「髪置き」とは
それまで短くしていた髪を伸ばし始める時期に当たるそうです。
当時は髪が長いと衛生状態を良好に保つのが難しかった事が
影響しているようです。
女子は晴れ着に帯を結ばず、袖なし襟付きの朱色の「被布(ひふ)」をはおる。
男子は羽二重熨斗目(はぶたえのしめ)模様の紋付二枚重にへこ帯袖なし羽織。
5歳のお祝いを「袴着(はかまぎ)」といって男子の5歳でお祝いします。
「袴儀」とは
江戸時代以降に定着した、初めて袴をはかせるという儀式。
一人前の格好を始めてするという意味があった。
羽二重の紋付とそろいの羽織に袴を履く。
守り刀を身に着ける。
7歳のお祝いを「帯解(おびとき)」と言って女子の7歳でお祝いします。
「帯解」とは
紐付きの装いを改め、初めて帯を用いた着物を着るという儀式。
幅の広い大人と同じ帯結び始めるという意味があった。
初めてお化粧をするのもこの時期からだったとか・・
3歳は無事に乳幼児期を乗り越えたこと
5歳7歳は、それぞれ幼児期を無事乗り越えたことをお祝いしたようです。
10歳まで生きる子のほうが少なかった時代ならではの親の子に対する
愛情表現といえますが、そういう意味では現代も同じですね^^
そして七五三の11月15日というのは
時の将軍家がその日に祈願をしただとか、7.5.3を全て足すと15だからとか
旧暦15日は鬼が出歩かない日で何をするにも吉日だとされていることとか、
色々とエピソードがあるようですが、はっきりしたことは分かっていません。
いずれにしても今は11月15日にこだわらず、その前後数日で行うのが一般的です。
ちなみにうちの長男は満三歳の12月に入ってから写真だけで済ませています。
誕生日が1月なので、ほとんど4歳ですね。
うちの子は今何歳なの?
七五三で気になるのが年齢の数え方ですよね。
数え年で数えるのか、満年齢で数えるのか悩みますが、
実は、あまりこだわらなくてもいいようです。
以前は数え年で数えるのが普通でししたが、
今は満年齢でお祝いするのが一般的になっています。
また、成人式と同じように学齢で考える方もいるようで、
結論から言うと、いずれを選んでも良いようです。
ですので
満年齢で考える場合
今年の11月15日現在で
満3歳○○ケ月であれば
今年の七五三で3歳のお祝いをします。
数え年で考える場合は
去年お祝いしているということですね
現代では満年齢で数えるのが一般的なので私は満年齢で良いと思います。
まとめてみると
平成18年11月16日生まれの子の場合(三歳の髪置)
平成18年11月16日 数え1歳 満0歳0月 学満0歳
平成19年11月15日 数え2歳 満0歳11月 学満1歳
平成20年11月15日 数え3歳 満1歳11月 学満2歳 数え
平成21年11月15日 数え4歳 満2歳11月 学満3歳 学齢
平成22年11月15日 数え5歳 満3歳11月 学満4歳 満年齢
平成23年11月15日 数え6歳 満4歳11月 学満5歳
平成24年11月15日 数え7歳 満5歳11月 学満6歳
平成25年11月15日 数え8歳 満6歳11月 学満7歳
平成26年11月15日 数え9歳 満7歳11月 学満8歳
学齢の場合4/2~11/15日までの生まれと11/16~4/1では
一年差がでますね。
そうは言ってもその辺は結構アバウトだった。
七五三の習慣は江戸時代に定着したもので、
それ以前には無い行事でした。
それまでは戦乱につぐ戦乱で、子供の成長を
落ち着いて祝うことなんて考えられなかったのかも
しれませんね。
かつては数え年が一般的で、
また男子は3歳と5歳、女子は3歳と7歳で
お祝いをしたものですが、
現代では年齢にこだわらず、
兄弟姉妹がいれば同時に済ませても構わないそうです。
また11月15日にもこだわることはなく、
前後の都合の良い日でも良いとなっています。
服装も、和装にこだわる必要はなく、
洋服でもきちんとした礼装であれば
問題ないそうです。
現代では神社へのお参りは行わずに、写真撮影だけ、という
ご家庭も増えているようですね。
本来は、氏神様へのお礼参りを行う儀式ですので、
お参りもきちんとしたいですね。
氏神様へお参りをする際は、
参列者全員、礼装であることが望ましいです。
まとめ
七五三の習慣は江戸時代に定着したものなんですね。
特に関東を中心に発達した儀式のようです。
なんと行っても無事に子供が成長するのは親としては
うれしいことですよね。
その親の愛情表現を神様に対するお礼という形で表すっていうのが
やはり日本らしいというか、私自身にはとっても馴染みます。
できればきちんとした形で体験させてあげて
子孫の代まで受け継いでくれればなぁと願います。