タラバガニとズワイガニと毛ガニの旬の時期とお勧めの食べ方
年末のグルメといえば色々あるけど、やっぱりカニ!ですよね♪
でもカニって実は年中獲れるんですって知ってました?
カニによっては夏が旬のカニもあります。
食卓に上るカニの御三家といえばなんといっても
タラバガニとズワイガニと毛ガニですね^^
この三大カニはどれも年末に向けて旬を迎えるかにの王様です。
それぞれのカニの特徴と旬の時期、お勧めの食べ方をご紹介します。
タラバガニ
タラバガニはカニといってもヤドカリの仲間です。
ですので、カニといえばカニミソ!のミソはいまひとつ。
脚の数は4対8本です。
タラバガニの旬は大まかにいって年二回
早い時期だと4~5月の海明け後、
この時期のタラバガニは甘味が強くなって食べ応えがあります。
遅い時期は年末にかかる11月~2月
この時期のタラバガニは脱皮前で一番殻が固い「硬ガニ」といわれていて
年間を通して最も身がつまっている時期です。
カニ通の方によると、脱皮直前のカニが最もおいしいそうで
年末のシーズンはこの時期に当たります。
タラバガニはズワイガニや毛ガニに比べるとお値段が安い割には
身は大振りで食べ応えがありますが、生食では他の2種類に比べて
ぱっとしません。ですので脚を茹でて食べるのがタラバガニは最もおいしく食べられます。
タラバガニの特徴はボリューミーで食べ応えがある脚です。
産地はロシア産と北海道産のものが高品質で脚の数は4対8本です。
ともかく食べた~っていう感じが欲しい方にはタラバガニがおススメです。
ズワイガニ
ズワイガニは産地で色々な名前が付けられていてそれぞれブランドになっています。
漁期が長く10月~翌年5月まで続きます。
冬に旬を迎えるズワイガニは主に日本海で獲られたものです。
北海道産のズワイガニは4~5月が旬となりますので、年末にズワイガニを食べるなら
日本海産のものを選ぶと良いでしょう。
ズワイガニの味の特徴はなんといっても身の甘味です。
甘味を活かした茹でガニやカニしゃぶはズワイガニの食べ方で王道ですね。
主な産地は北海道(オホーツク海)、ベーリング海、日本海です。
日本海産のズワイガニのことを松葉ガニとも呼びます。
福井県沖で獲られたズワイガニは越前ガニとも言われます。
タラバガニと同様に脱皮直前が最も味が良いので、殻が硬く、甲羅に黒いつぶつぶが付着しているものが
良いといわれます。
ズワイガニは人気があることから産地偽装や素人目には見分けの難しい紅ズワイガニをズワイガニとして売られるものが後を絶たないので、
偽もの防止のためにブランドタグが付けられるようになったとか。
甘味を活かしたしゃぶしゃぶや、塩茹でがおススメの食べ方です。
毛ガニ
毛ガニは一年中獲れるかにです。
5対10本の太い脚と濃厚なカニミソで、カニの中では最も人気があるといわれています。
お値段は他の2種に比べやや高いのと、身の量が少なめですが、ともかく濃厚なカニミソと肉の味のよさで人気のあるかにです。
冬に旬を迎えるのは十勝や岩手産のもので日本産のカニであれば冬場は大体旬に入りますがオホーツク産の毛ガニは若干遅れて4~7月が旬といわれています。
大きくて重いものほどカニミソが濃厚なのでタラバガニと違って丸ごと1匹を茹でたものをそのまま食べるのが余さず味わいつくせる食べ方でおススメです。
特に甲羅を上下にかぱっと割った瞬間に目に飛び込むカニミソには圧倒されます。
塩茹でも人気のある食べ方ですが、水っぽくなってしまうのを嫌う方は蒸して食べることもあるそうです。
カニミソを狙っている方は北海道産の大きめの毛ガニがお勧めです。流氷のしたでたくさんのプランクトンを食べ身も多くミソもうまいと評判です。
また、太平洋岸(青森、岩手、宮城、福島)の毛ガニはミネラルの多いエサを食べ、磯の風味が強く身がしっかり引き締まっているのが特徴です。
まとめ
いずれのカニも、旬といわれるのは脱皮直前の最も殻が硬い時期に獲られたもので、身が多く締まっているものが多いのが特徴です。
産地によって旬の時期が異なりますので食べる時期によって産地を変えると失敗が少ないです。
お勧めの食べ方はタラバガニならボリューム感満天の脚を茹でてそのまま食べる、ズワイガニなら甘味を活かしてしゃぶしゃぶか塩焼きでもいいですね。
そして毛ガニは丸ごと塩茹でが最も毛ガニっぽい食べ方でしょう。
購入時には通販を使うのが一般的だと思います。
通販の場合、購入先はできるだけ大手の販売者を選ぶのがまがい物や品質に安心できます。また少しでもお得にとお考えであれば訳あり商品を選ぶと良いです。
訳あり商品は加工の際に身が折れてしまったり、殻がつぶれてしまったものなどです。味自体が悪いものではないのですが、安くなっています。
時には半額近くまで下がる場合もあります。
通販の場合、冷凍で送られてくることがほとんどです。食べる直前までそのまま冷凍保存で1ヶ月程度は持ちます。
解凍の際は身が乾燥しないようにラップなどで包んで冷蔵庫で2~3日かけて解凍します。
解凍後はできるだけ早く、その日のうちか、翌日までには食べてしまいます。
あまったカニはほぐしてカニご飯など、熱を通して調理すると良いです。
年末は特にカニが人気ですので、品薄&お値段の上がる傾向にあります。冷凍状態で1ヶ月ほどは持ちますので、年末であれば12月の2週目か3週目に購入するのが良いです。
年末に近づくほど売り切れになりやすいので予約が可能な場合は早めに予約を済ませておくと安心ですね。