ある日世界が突然変わる、厳しい時こそ上を向いて歩こう！
2020/04/08
世界は大きく変わる、でもそれは本当は今起こっている出来事だからではない、既に始まっていた変化を皆が知る。この後に訪れる世界の為に僕らには何ができるだろうか。新しい夜明けを目指して歩き出そう。
ある日突然降りかかった現実
それまで見ない様にしていた、見たくない現実を無理やり突きつけられる事態になった。
変化は既に始まっていたのだけれども、さらにこれから数年かけて変化するはずだったのに、今回のコロナで数か月、数週間に凝縮されて一気に変化の加速が始まった。
もともと準備をしていた人たちにとっては、「ああそうなるよねっ」ていう変化が、多くの人たちにとっては遠い世界で起こっていた出来事だと思っていたのに、ある日目の前に突然現れた異世界からの来訪者のように、エヴァンゲリオンの使徒のように、なすすべもなく蹂躙されてしまう。
まだ会社勤めができている人たちや、まだ影響が訪れていない人にとっては、まだ外の世界の話かもしれないが、やがてそれはすべての人に覆いかぶさるように訪れてくる。
社会は変わる（もう既に変わっていた）
今回の騒動で（まだ始まったばかりだけれども）大きく変わることのひとつに人間関係がある。もともと薄い人間関係だったけれどもそれでも会社勤めや学校に通う事でなんとなく保たれていた関係が、それぞれが家に閉じこもることを余儀なくされることで却ってその希薄さが浮き彫りになった。
いままでどれだけ多くの時間を薄い人間関係の為につかっていたんだろう。
そしてもう一つ大きく変わってしまったこと。
それは生活の安定、いままでも漠然とした「将来の不安」はあったと思う。だけどそれはまだ先のことで、まだまだ準備をする時間はあるし、それに国や誰かほかの人が助けてくれるとか、そんな風にごまかしてすごしてきた。
だけどもうそれは突如目の前に現れてしまった。
変化は数年以上前から始まっていて、一部の人たちはそれに気が付いて準備を進めていた。それを横目に見て、ネットで稼げるなんて、なんだか気楽でいいね、なんて思っていたかもしれない。でもお気楽を求めてネットで稼ぐ道を選んだわけじゃないんだ。最も合理的な方法だから一見お気楽に見えるこの道を選んだんだけどそれは間違いでは無かったと思う。少なくともいまこの瞬間に僕は将来に大きな不安を感じてはいない。
三つの選択
目の前に突如現れた強敵というか、鬼のような存在を前にして多くの人は
逃げるか諦めるか見て見ぬふりをする。だろう
だけど、もうその選択をすることがどれも間違いだってことに気が付いているはず。ラクダはサソリを見ると砂に顔を突っ込んでやり過ごそうとするらしい。目の前の危険を見さえしなければやり過ごせると信じているから。
それがどんなに愚かな事かは外からみていれば明らかなんだけどね。
今までの先延ばしの人生を後悔しても仕方がないので、今ここで、たった今目の前に立ちはだかる鬼に対して僕らは「戦う、闘う」という選択肢を選ぶ必要があるんだ。
大切な家族、恋人、親を守るために見て見ぬフリをしていても何にもならない。
たとえ、今この瞬間を過ごせたとしても、この先ずっと怯えて暮らし続けるのかな。国や学校がすっかり元通りになるように助けてくれるなんてそんなことはないのに。
自分は自分で助ける
人の助けをまっていては間に合わないかもしれない、それにそんな人生が楽しいとも思えない。他人から与えられるだけの人生は、与えられたものが無くなればすぐにまた貧しくなってしまうし、次に都合よく与えてくれるとは限らない。そもそも与える側にその力が無くなってしまうかもしれないのだから。
だから、少しでもいいから、ほんのわずかでもいいから、誰かに与えられるのではなくて自分でつかみ取る人生を選択しよう。
一人じゃない、周りを見回せば、同じように泥まみれになった人がたくさんいる。国や社会が助けてくれるかもしれないけれども、それじゃ間に合わないし足りない。でも一人じゃ無理。だったら手を取り合って仲間を作って一人では到底かなわない強敵にみんなで立ち向かっていこう。
魚をくれる人を探すのではなくて、自分で魚の取り方を覚えること。一人で採ることができなければ、誰かと協力して分け合えばいい。
いま手元に抱えきれない程のたくさんの財や物を持っている人が豊かなのではなくて、明日、毎日両手に持てるだけのものを稼げれば人は豊かになれるから。
それが暗く辛い、この夜を超える力なんだと僕は思う。
新しい夜明けを共に手を取り合って迎えることができる仲間と、明日のために生きる糧を手に入れる力があればそれが最も人生を豊かにしてくれるのだと信じている。