父の日は日本ではいつから始まったの? 父の日とお父さんの気持ちについて。
父の日っていつから始まったのでしょう?母の日に比べるとちょっとだけ影の薄い感じがする父の日ですが、気が付けば始まっていた気がします。いったいいつからどこでどんな風に始まったのでしょう?
父の日はいつから?
父の日の始まりは意外と新しくて、母の日が始まってからだいぶん遅い1906年の事と言われています。
感謝の気持ちを表すための記念日の多くがアメリカ発祥ですが、父の日も始まりはやっぱりアメリカでした。
一説によると、アメリカのワシントン州に住んでいたジョン・ブルース・ドット(本名はソノラ・スマート・ドット)というご婦人が提唱したとされています。
なんでも彼女の父親であるウィリアムは南北戦争の為に戦地へと赴いたが、そのため6人の子供を妻が女手一つで育て、ついには過労でウィリアムの復員後まもなくに過労が元で亡くなってしまった。そこでウィリアムは男親で一つで(男手っていうのかな・・?)ドット婦人ら6人の兄弟を育て上げました。
そしてウィリアム自身も子供たちが全員成人するのを見届けた後に間もなく亡くなってしまった。
その後ドットは男手ひとつで自分たちを育ててくれた父親を讃えるため、父の誕生月にあたる6月に牧師様に礼拝をしてもらったことがきっかけでした。
祝日としての父の日は第28代大統領のウィルソンが父の日の演説を行ったことから「父の日」として知られる事となり、その後1972年に正式に祝日となりました。
母の日がカーネーションを贈るのに対して、父の日はドットが墓前に供えたといわれる白いバラの花の言い伝えに従って白バラを贈る習慣となったようです。さらに最近では黄色いバラを贈ることもあるようです。
ちなみに父親が健在の場合は赤いバラを贈るようです。これは母の日のカーネーションと同じですね。
日本で父の日にお祝いをするようになったのは第二次世界大戦後の昭和25年ころのことで、日本ファーザーズ・デイ委員会が広めたもので、贈り物には幸せと無事を祈って黄色いリボンを贈るようになりました。
父の日にはおしゃれグッズを贈るもの?
日本ファーザーズ・デイ協会は、メンズファッション協会が母体となって生まれた団体です。日本のお父さんもファッショナブルになってほしいということなのでしょうかね?
そんなわけで日本では黄色いリボンに始まり、ネクタイやベルトなどファッション関係のものを贈ることが多く、逆にお花を贈るという習慣はあまり定着しなかったようです。
当時のお父さんは戦後の復興期真っ只中で、とてもおしゃれなんてしている余裕はなかったかもしれません。まだ当時は日本男児の気概が強くっておしゃれなんぞ男のするもんじゃないっ!!って思っていたかどうかはわかりません^^;
ですが、父の日をお祝いするっていう習慣を広めようというくらいには戦後の傷が癒えてきたころなのかもしれませんね。
この後昭和33年を境に日本は高度経済成長期へと突入して、世界トップクラスの経済大国へと突き進んでいくのですから。
父の日には感謝の気持ちを伝えよう
母の日には母親に感謝するように、父の日には父親に感謝の気持ちを伝えてあげましょう。
母親よりは、父親はどちらかというと子供からの距離は遠いものです。一般的には父親の方が外で働いていて、夜の帰りも遅かったりしますので、どうしても母親と比べて子供が接する時間は短いものです。
ですので、つい、母親にするようには感謝の気持ちを伝えられず、素直になりにくいものですね。
直接伝えるのが恥ずかしくても、贈り物にカードをそえてあげるだけでも喜んでもらえますので、ちょっとしたカードやメモを添えてあげればお父さんはきっと一生の宝モノにしてくれますよ(*’▽’*)b☆
年に一度くらいはお父さんの事を考えてあげる日も良いものです。