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自動車事故!当時者は必ず嘘をつく!納得のいく解決に必要なことは?

      2018/08/03

自動車事故は本当に心身共に疲れ果てますね。何が疲れるかっていうと・・・
私の経験上最もくたびれるのは相手方が嘘をつくことですね。

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事故の当事者は必ず嘘をつく

私自身の事故経験からもいえることですが、大なり小なり、事故当時者というのは、事故当時の様子についてウソをつきます。

警察が来て現場検証をしている間はおとなしくしているのですが、いざ保険屋を介した交渉となると信じられないくらい現場検証と異なる証言をするものです。

スピードの過少申告はかわいいもので、一時不停止なのに止まったとか、車線オーバーしているのにはみ出していないとか、こちらが優先道路を直進していたにも関わらず、こちらが直前で側道から出てきたとか、ありもしないことを平気で証言するのが事故当時者、特に過失割合の多い側に見られる傾向です。また、昨今では携帯端末を使用していて前を見ていないドライバーも多く見られ、そういったドライバーは携帯端末を使用していたことを誤魔化したり、ひどい人になると事故当時、スマホなどの携帯端末を使っていたという意識すら持っていない場合もあります。

警察も保険会社も直接事故の瞬間を見ていないので、相手方が嘘をついているかこちらが嘘をついているか判断が付きかねるというのがさらに不愉快なところです。

警察も保険会社も双方のウソをあまりにも数多く見聞きしているのでどちらの言うこともあまり信用していないのではないかと思うくらいです。

いくら自分の保険会社に相手方の嘘を説明したとしても証明する方法がないので仕方がなく、納得のいかない理不尽な思いをすることが多いものです。

また、事実認識の違いや不十分さによって、勘違いをしているケースもあるので、相手方に嘘をつくつもりがなくても、事実と異なる証言もあり、判断が難しいところです。

これは自分自身にも言えることですので相手方からするとこちら側が嘘をついているという認識になっても不思議はありません。

まずは冷静に状況を見極める

事故発生時は自分では落ち着いているつもりでも、相当興奮した状態にあります。
この自分の状態を落ち着けるというのが何より大事です。

そのうえで、相手方は色々なことを言ってきますので、その言葉をいちいち受け止めてはいけないということです。

相手によっては「この程度の事故は警察を呼ばないものだ」とか「調書を取っていて商談に遅れたらその責任とれるの?」とかこちらを惑わすようなことを言ってくる人もいます。特にこちらが女性だと思うと、とたんに大きな態度で脅し文句を言うような方もいらっしゃるので、ともかく早く110番することが大事です。うむを言わさず通報して状況を警察の介入に向けて動かしてください。

事故が発生したらまずは警察を呼ぶことが肝要です。軽度の場合やショッピングモールの敷地内など、なんとなく警察を呼ばない方がいいのかな?と思い込んでしまう事も多いですが、警察を呼ばない方が相手方に都合よく事実を捻じ曲げられ、こちらが不利な状況に追い込まれる可能性が高くなります。保険屋さんも警察に届け出ないと十分な対応をしてくれないところもあります。

もう一点注意することは、事故当時の混乱した状況の中で、相手方に対しては直接何かの約束をしたり承諾したりはしてはいけません。少なくとも警察官の指示があるまでは何の話もしなくても大丈夫です。もし何か言われたら警察の方が来てから指示に従いますと言っていったんは距離を取りましょう。例えどんなに怖い相手であっても警察が来れば大丈夫です。脅されたり怖い思いをさせられたら到着した警察官に必ず伝えましょう。

基本的に住所氏名連絡先の交換や事故の状況の認識合わせは警察官の立ち合いの元で行いましょう。

但し、気を付けないといけないのが、警察は事故の調書を作成はしてくれますが、人身事故や、よほどの大事故でもない限り物的な証拠を収集しては行きません。せいぜい事故があったことと、明らかな事故状況の結果(例えば相手車の右側と自車の左側が接触したという事実)について証明してくれる程度だと考えたほうが良いです。

もちろんいわゆる過失割合についても警察は一切の判定をしません。裁判などになれば目撃者を募って証言を探してくれますが、それが叶わなければ、調書の事実と担当警察官の心証を証言するに過ぎません。

ですので、事故の処理を納得のいく形に持っていくには冷静に現場の状況、事故当時の瞬間の記憶をできるだけ鮮明につなぎとめておくため、現場写真や周辺の映像を残しておくのも大事です。

特に破損した部分がある場合などは、その部分についてもきちんと双方の写真を残しておきましょう。

最近であればスマホなどにかなり高性能のカメラが付いていると思うのでそれらを活用していくといいですね。

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動かない証拠を突きつける

自転車と接触した運転手の証言で「一時停止をして安全確認をしていたところ、自転車が左方から衝突してきた。」というケースがありました。

証言通りだと、車の左側に物がぶつかった後があるだけのはずですが、実際の損害の写真を見ると、左側ライト付近から前方扉中ほどまで約2mにわたって何かで引っ掻いたような跡が付いていました。これを事故当時者の自転車に当てはめたところ前部カゴが当たって引きずられた傷だと思われました。

ですので、自転車の破損の具合や自転車運転をしていた子供の怪我の様子などと照らし合わせてみると、どうやら停車中に衝突されたという自動車運転手の証言が嘘であると推測できたので、証拠の写真を提示しながら発言の矛盾点を指摘すると、「少し動いていたかもしれない。」と証言を改めました。

一時不停止と安全確認の有無については証拠が無いものの、接触当時走行していたという事実だけは判明することができました。これは警察の撮影した写真ではなくて、事故を目撃していた同級生のお父さんが撮影していたものでした。この事故の時も警察は一切の物的証拠を入手していません。

これは決して警察の調査があてにならないと言っているのではなく、彼らの内規に従った行動ですのでそういうものだという理解で、ある程度はこちらで自衛しなくてはならないということです。

事故当時者の中には「どうせ保険つかって処理するんだからぐだぐだ言うな」という態度の方もいらっしゃいますが、やはりはっきりさせておくべきだと思います。

ドライブレコーダーは強い味方

事故発生当時の記憶をどれだけ注意していても、あいまいになりがちな記憶ですし、現場写真は結果の証明でしかありません。その場の状況を正確に知らせてくれるものではありませんので、どうしても曖昧な部分が残ってしまいます。

そこに付け込まれてしまうと、証拠不足ということから泣き寝入りをしなくてはならないこともあります。

ですが、その瞬間を明確に記録する手段があれば相手の嘘もこちらの勘違いも防ぐことができます。

以前は高額でなかなか導入の難しかったドライブレコーダーも今は比較的安価で記録装置もWeb保管やSDカード保管といった形で手軽に残せるようになっています。事故の記録としてだけでなく、楽しいドライブの記録にも使えるほどの高画質なものも多く、事故処理の不明確さや理不尽さをかなり軽減できる強力なツールだと言えます。

後付けも簡単で、複雑な配線なども不要なものがAmazonなどでも数千円から2万円程度で手に入ります。機械にあまり自信がない方はオートバックスなどのカー用品専門店でも2万円~程度の価格で取り付けをしてくれるのでこちらを利用してもいいかもしれません。

なにしろ、事故当時者はありえない嘘をついたり、大勘違いを元に証言しますし、なにより自分に都合の悪いことはまったくと言っていいほど話さないか、歪曲して話します。

人を疑うのもたいがいにしろよと言うお叱りが聞こえそうですが、いざその立場に立たされた時に感じる理不尽さと人間不信感は言葉にしにくいものがあります。味方のはずの保険屋さんにまで当たり散らしてお互い不愉快な思いだけが残る解決よりは、自分の非も相手の非も明らかにした上で解決していきたいものですよね。

ドライブレコーダーがあればすべて解決ではありませんが、大きな味方になってくれることは間違いありません。

最近では前方だけでなく後方や側方まで撮影して記録する機種もあるようです。前だけで不安な方はマルチビューで撮影してくれるドラレコもいいかもしれません。

保険もお忘れなく

事故が発生すると損害が発生します。相手方がいれば双方の被害に加えて、第三者への被害もあります。
例えばガードレールであるとか、樹木、家の壁などを破損した場合も事故当時者が双方の責任に応じて賠償する義務が発生します。ガードレールなどは思いのほか高価ですのでびっくりするような金額を請求されることもあります。

自動車事故の損害を補填してくれる保険はみなさん加入していると思いますが、前述した子供が自転車で車にぶつかった、などで相手方に損害を負わせた場合、ご自身の加入している保険ではカバーできないこともあります。
自分以外の家族が原因で発生した損害や家族自信の怪我、お店の商品を壊してしまったなどの保険は「個人賠償保険」とか「個人損害賠償保険」などがカバーしてくれます。

各社でいろいろな保険が用意されているなかで、私のおすすめは三井住友VISAカードに加入の会員限定という条件ではありますが月々わずか160円で3億円までの損害をカバーしてくれ、しかも示談を担当してくれる弁護士まで紹介してくれるという個人賠償保険があります、三井住友VISAカードをお持ちの方に限られてしまいますが、とてもおすすめの保険です。

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