恵方巻き、2016年の恵方と意外としらない恵方巻きの由来について。
2015/12/07
くまですこんにちは。
恵方巻きっていうのは、恵方の干支にちなんで陰陽五行説の図に配置されている今年の干支に向かって7つの具材を使った巻物を食べてしまおうという民間伝承です。食べるのは太巻きでもなくて実はなんでもOKっていうことで、最近では恵方ロールとかっていうロールケーキもあるとか・・・・。
7種類の具材はどこいった!?ってツッコミを入れたいところですが、恵方をむいて食べるというのは一応存命のようです。
恵方巻きを食べる時に向く方角は?
2016年の恵方は丙(ひのえ)の方角、南南東やや南よりですね。
恵方巻きを食べる時のポイントは以下のとおりですので、守りましょう。
・その年の歳神さまの御在所(すなわち恵方)を向く
・無駄口をきかず、無言で食べる
・お祈りの内容は誰にもナイショで。
・普段の食材を使ったもので食べきれる量で。無駄はダメですよ
無言で食べるといっても、特に決まり事があるわけでもなく、とりあえずお願いごとをしている最中は無言の方がよいよねぇくらいのものです。
むしろお願いしている最中に何か話ができるのか?というツッコミがありそうですが、世の中には器用な人もいるので、くま的には、上の空じゃなくて、しっかり神様に向かってお願いしませうという戒めだと思っています。
恵方巻きは太巻きじゃなくてもOK
そもそも恵方巻きが太巻きになった理由が、さすが民間伝承っぽいというか、生活の知恵的なんですね。それが七福神にちなんで、7種類の具材を一巻きにするのに丁度よかったのが太巻きだという理由だっていう説が有力です。
ですので、その辺に余っている具材をとりあえず7種類集めて、食べきれるサイズにした巻物をこさえて、心のなかでムヤムヤとお願いをすれば一年の間、無病息災に過ごせるっていう、まあ、なんていうか「へーそーなんだー」と思うようなことで、お供えもなんもせんで、その辺にあるものを集めて神様に見せつけながら食べるとお願いが通るっていう実に不思議な催しです。
神様からしてみれば、なんでご飯食べてるところみせつけられてお願いまで叶えてやるかなーって思いそうですよねぇと実も蓋も無いことですが。
そもそもなんでこんな面白い風習なのかというと・・
恵方巻きの由来
人づてに聞いた話で、実際のところどうなの?って思いますが、そもそもが民間伝承で、市井を連綿と口づてで伝わってきたような催しですので、それそれ由来はこうでございますとはっきりしたものが在るわけではありません。
ただ、どの伝承でも、老若男女区別なく、食べきれるサイズのありあわせの具材で恵方を向いて無言で食べる、というところは共通していますので、大筋はそんな話で伝わっているようです。
ちなみに具材のスタンダードなものは
かんぴょう、しいたけ、卵焼きや伊達巻、でんぶ、きゅうりやみつば、高野豆腐、うなぎ又はあなご。ですが、特にこれじゃなくてはいけないというものは無いようです。寒い季節に作られる具材が多いのは当然といえば当然デスネ。
無言で食べるというのも、終始無言という宗派(?)からお祈りの間の1口か2口程度を無言で、その後は歓談しながら食べて良いとか、子ども向けには小さく切ったものでも全く問題ないとか、まあ様々です。
ここ最近で恵方巻きがやたらと定番の行事になっている背景には、某コンビニの広告戦略が大当たりしたからという説もあります。定期的に商人が盛り上げて来た催しなのかもしれませんね。
そんな事を家族で話ながら立って食べるっていうちょっとお行儀の悪い事をするのも楽しいことですね。
まとめ
日本の伝統行事が小さな子どもたちに伝わりにくくなっているそうです。特に西洋のイベントに押されて、多少地味な感じがする民間行事や伝統行事が廃れていくのは少々さみしいものです。恵方巻きがどの程度伝統的なのかはひとそれぞれ感じ方は異なるかもしれません。事実私が子どもの頃は恵方巻きは特に全国的に行われる行事ではありませんでした。ただ、せっかく日本に生まれたのだから、日本の古くから伝わる行事を私たちの子どもへ伝えていくという事は続けていきたいと思います。