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花粉症のレーザー治療って何?効果はどのくらいあるの?副作用はあるの?

   

花粉症に悩む人にとって、どんな治療方法であれ興味はありますよね。注射だったり飲み薬だったりと様々な症状を抑える方法はあっても、根本的な治療となるとなかなか実践していない人が多いと思います。そもそも根本治療できるものなの?

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花粉症のレーザー治療ってどんな治療?

花粉症というのは、主に鼻やのどの粘膜に存在する「肥満細胞」という細胞に、花粉に対して反応して作られたIgE抗体が取り付き、ヒスタミンなどの化学物質を放出することで起こる諸症状が過敏に発症したものです。花粉症は目や鼻、喉にある粘膜にそれぞれ花粉が取り付くことで過敏に体が反応することから起こるアレルギー反応なので、それでは花粉が付着する粘膜を一部除去したり、アレルギーを起す基になる肥満細胞を減らそうというのが花粉症のレーザー治療の考え方です。

花粉症のシーズン前に治療を行うのが理想的です。1年経てばまた同じ治療が必要になります。花粉症は先にも書いたとおり、アレルギー反応です。ですので、自分の症状が何が原因で(つまりアレルギーの抗原は何か?)症状が起こっているかを調べる必要があります。

花粉症であれば、何の花粉なのか?スギなのかブタクサなのか、それともダニやホコリなのか、もしかしたら血管運動性鼻炎かもしれません。治療方法はそれぞれ原因となる物質が何かを突き止めてから行う必要があります。

治療方法は鼻粘膜にレーザーを照射して、アレルギーを起す場所を減らすことで鼻年粘膜のアレルギー反応を鈍化させるという治療です。一般的には日帰りです。レーザーにはいくつかの種類があって、症状や状態に応じてCo2レーザーなどのガスレーザー、固体レーザー、半導体レーザー、高周波ラジオ波(レーザーではない)による手術があります。

様々なレーザーがありますが、違いはレーザーの波長です。波長が違うと液体に吸収されやすいかとか組織の深いところまで届くかなどの違いが生まれます。

花粉症のレーザー治療は痛い?

CO2レーザーは皮膚や軟組織の止血凝固切開が可能な治療器です。CO2ガスレーザーによる手術はアレルギー反応を起す粘膜部にレーザーを照射することでアレルギー反応を抑える治療です。このレーザーは皮膚組織の深いところまで焼くものではないので、手術中の出血や痛みが少なく耳鼻咽喉科では現在最も信頼性のある手術方法といわれています。

従来の固体レーザー(YAGレーザーなど)は水に吸収されないため、鼻水があっても手術をすることができましたが、反面皮膚組織の深いところまで焼くため、痛みや出血を伴うのが問題でした。

そういう意味ではCO2レーザー治療は痛みなどの副作用が少なく患者にも負担の少ない手術方法だといえます。ですが、シーズンが始まってしまい鼻水が多くなってくると、この方法では効果が出せなくなってしまいます。シーズン前に選択できる治療方法だということです。

シーズン中の鼻水が多い状態でする手術は半導体ダイオードレーザーなど、水分に吸収されないタイプのレーザー治療機器を利用します。

こちらのタイプのレーザーは治療中に鼻の中が焦げるような臭いを抑えることができる点で有利ですが、CO2レーザーよりも照射範囲が狭いためピンポイントの治療に適しています。

いずれも痛みは穏やかで手術中の苦痛は少ないものといえます。

これに対して、高周波ラジオ波による治療は、従来から広く用いられてきた治療方法で、花粉症だけでなくいびきや睡眠時無呼吸症候群の治療にも用いられている機器ですが、手術の効果が高く有用である反面、手術中の痛みが強いという問題があります。ですので麻酔を用いて1泊する手術方法が選択されることが多く、日帰り手術で行うためには痛みに耐えなくてはなりません。


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花粉症のレーザー治療、副作用はある?

花粉症のレーザー治療での副作用は、ほぼ無痛で、痛みが少なくなったとはいえ、人によては手術中の痛みと多少の出血はあります。また鼻粘膜の組織を焼きますので、しばらくは鼻の焦げるような臭いがします。

レーザー治療はレーザーの照射によって鼻粘膜が腫れてくしゃみや鼻水が数日続く場合がありますが多くは1週間以内におさまります。手術後に痛みを感じることはまれですが、出血はままあるようです。その他には鼻涙管閉塞を起すと涙が止まらなくなったりすることもあります。(まれに未熟な医師により起されることがあります)。また照射後は一定期間通院が必要ですが、これをおろそかにすることで、鼻粘膜が癒着してしまい、鼻呼吸ができなくなることがあります。

レーザー治療の効果は長くて3年ほどです。1度手術してしまえばそれで永久に花粉症の症状が出なくなるわけではありません。

まとめ

レーザー治療は、基本的には鼻粘膜に対して行うもので、目や喉の症状にはまた別の治療が必要となります。また鼻粘膜はとうぜん自力で補修されますので、レーザー治療の効果は永続的に継続するものではありません。また花粉症を引き起こす鼻粘膜すべてを焼き尽くすことは当然できませんので、花粉の多い日には症状がでることもありますし、手術の効果には個人差が大きくでます。

まだまだ発展途上の治療方法ですので、今後どのように変化していくかはまだはっきりとしていません。

自分の症状がどのような原因によるものなのか、よく調べる必要があります。手術の効果は限定的で、永続的、又は絶対的な効果が得られるものではありません。例えば花粉が多い日やダニやホコリの場合には症状が出やすいなどです。

レーザー治療は複合的に行う治療の中の一端を担うもので、この治療だけで良いというものではありません。

また花粉症治療のメインは内服薬です。レーザー治療は現感治療として内服薬と併用するのが望ましいといわれています。また注射による治療は副作用の危険の割りには効果が劣るため現在では内服薬による治療がを主流と考えられています。

市販薬による効果は、人によって異なります。病院でどの薬が良いか調べた上でないと適切な投薬治療は行えません。花粉症は耳鼻咽喉科の受診をオススメします。

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