誕生石のお話、2月の誕生石:アメジストに秘められたパワーとは
2016/01/01
2月の誕生石はアメジストです。アメジストは「真実の愛を守る」「愛の守護石」として古来よりあまたの人々に愛され続けてきた紫色の美しい石です。原石のままでも十分に美しい石ですが、
アメジストの意味と由来
宝石言葉は誠実、高貴、心の平和、希望で、日本では紫水晶として知られています。激情を鎮め、冷静さを保つ、感情のコントロール、恐怖や不安を取り除き、人間関係を改善して安定をもたらす、宝石名の由来から、お酒に酔わない、転じて禁酒のお守り、知性を強化し、安眠をもたらすといわれています。
酒と豊穣の神バッカスにちなんだ由来から、感情の乱れを抑える役割があります。嫉妬や怒りの感情などの激情や、失恋による精神の不安定、感情の乱れからくる不眠症、感情の乱れを整えることから人間関係の改善などの悩みがある方にぴったりです。
酒神バッカスが己の気の迷いによって襲おうとしたために水晶に姿を変えてしまった妖精のアメシストにワインを注いだところ透明な水晶が紫色に変化したことが名前の謂われとされています。
アメシストはギリシャ語の「酔わない」という言葉から来ています。お酒にアメジストを入れて飲んだり、紫水晶の器でお酒を飲むと悪酔いしないといわれています。いちど試してみたいものですね^^。悪酔いしないことから派生して、人生においても悪酔いや迷いを防ぐ効果があるといわれています。優柔不断や迷いの多い人生を歩いている方にオススメですね。
また、愛の守護石の名の通り、恋愛成就や、真実の愛を守り抜く力を持つため、恋人や家族の絆を守り、邪悪なものから身を守る力を持ちます。
アメジストの性質
アメジストは紫水晶の名前の通り、紫色を帯びた水晶です。産地によって色合いに違いがあり、ほぼ不透明の黒っぽいものから、ほんのり紫の薄いものまで様々です。産出量は比較的多く、最もポピュラーなのは、メノウの晶洞内にできるもので、カットモデルをご覧になった方はは多いのではないでしょうか?アメジストドームやカペラという商品名で売られているもので、こちらも比較的多く見かけるものです。
日本でも多く産出しているためとてもなじみのある石のひとつですね。
その性質は、水晶の名の通り、他の石を浄化する力を持ちますが、自身を浄化する際に日光に当てることは禁忌とされています。日光に含まれる紫外線により褪色してしまうためといわれています。一般的には月光欲や、塩による浄化、水晶による浄化を行います。
アメジストの紫色は、水晶が鉄イオンの働きによって紫色に変わったものです。直射日光により褪色しますので保管時は日の当たらないところに保管する必要があります。
パワーストーンは定期的に浄化しないと徐々にパワーが落ちますので、定期的な浄化をオススメします。
アメジストの紫色のもつ意味
紫色は可視光線の中でも最も波長の短い領域の色で、これより波長が短くなると紫外線となり、人間の目には見ることができません。そのことから、古来より紫色はとても貴重な色で高貴なものとされてきました。聖徳太子による冠位十二階でも最も高貴な色とされ、最高位の者しかその色をを纏うことは許されていませんでした。
また紫色はカリスマ性を表す色としても知られており、先見の明を持つ色ともされています。紫色で表される性質としては、鋭い洞察力で未来を良く見通すことができ、物事を大局から捉える力を持つといわれています。ただし、未来そのものが見えるのではなく、その背景にある原動力となる力を見通すことができる力ですので、リーダーの持つ力としてふさわしいものでしょう。
またパワフルであると同時に、非常に理論的で冷静な頭脳を表し、青の示す、感受性や直観力と赤の示す無条件の愛や身体的感情的なパワーの両方をの側面を持ち、情熱的であると同時に思いやりや慈しみを兼ね備えた真実の愛を具現するものとなります。
赤と青は正反対の性質を持つ色で、紫はこのふたつの相反する性質を併せ持つ色です。陰陽思想では陰と陽のバランスが取れた状態で吉とされます。方角的には北西、南が吉となります。