転居先が決まったら、引っ越しに必要な準備と段取りについて。
新居がきまった後は、新生活の始まりは引っ越しからといっても過言ではありません。ほとんどの場合、新生活=新しい場所での生活ですよね。でも引っ越しっていうのは何かと大人の手続きが必要なものでもあります。そこで、どのタイミングでどんな手続が必要かまとめてみました。
引越前の手続き
まずは、引っ越しの日程を大まかに決めないといけません。いつまでに引っ越さないといけないとか、いつまでに生活を始めていないといけないなどは例えば入社の前一週間をめどにといった具合です。
おおよその引越し日を目処に引っ越し先を見つけ、いつから入居出来るかを確認します。新住居の選定はあまり早すぎても無駄に家賃が発生しますので、1~2ヶ月程前をめどに新居を決定します。その上で入居可能日以降を引っ越し日にします。
引っ越しの日取りが決まったら、忘れては行けないのが、現住居の退去に関する手続きです。実家などであれば住居関連では特にありませんが、現在が賃貸などの場合、いつまでに出ますという連絡を大家さんにする必要があります。通常は不動産屋などの管理会社に連絡をすれば必要な手続きについて教えてくれます。
そしてその大まかな日が決まったら、引越し業者さんがその日までに作業できるかを確認しなくてはなりません。引っ越し業者さんはいつでもお仕事をお願いすればやってくれるわけではないのです。年に何回か繁忙期と言われる引っ越しが集中する時期があります。大まかに言えば、12月と2~5月辺りは例年非常に引っ越し件数の多い時期です。
この時期の引っ越しは直前に見積もりを依頼しても希望日に引っ越しをするのは難しいと思います。
できるだけ早い時期に日どりを決めて引越し屋さんに見積もりをお願いしましょう。
見積もりの際には、具体的に何をどのくらいの量持っていくのかを細かく教える必要があります。ダンボールで何箱になるかわからなくても、おおよその量を言えば引越し屋さんの方で数は出してくれます。タンスの数や洋服の量、布団や自転車の有無など必要なものと不要な物を選定しておく必要があります。
電気、ガス、水道、NHKなど放送関係、新聞牛乳などの配達関連の移転の連絡を各会社に入れます。おおよそ引っ越しの1週感くらい前までには連絡しておくとスムーズです。
あとは、当然ですが、転出届、転居届け、保険関係の手続き、印鑑登録、その他登録住所の変更手続き、ペットが居る場合は登録変更手続きです。
これは後からでも大丈夫ですが、事前にやっておくと忘れないのが郵便物の転送依頼です。
あとは、引っ越しの1~2週間程前から荷造りをしておくと当日がスムーズです。
引越し先の間取りをあらかじめ確認しておき、どの部屋に置くのかを分類しておくと良いです。
掃除機や簡単な掃除道具は当日梱包する荷物に分類しておきます。
冷蔵庫や洗濯機などは、前日までに電源を落としておく必要が有る場合があります。引越し屋さんによって対応がまちまちなので、事前に確認しておくと良いでしょう。
前日までには、近隣の住居の方にお引越しをする事を伝え、当日は交通や騒音などのメイワクをかける可能性について伝えておきます。
引っ越し当日
早めに起きて準備をしておきます。簡単な食事を済ませておきます。
引っ越しの当日は、どの荷物を持っていくか、どこに配置するかなど、細々と質問をされることがありますので、都度対応が必要になります。ですので、荷物の事情がわかる方が最低でも一人は必要です。必ず立会をするようにしましょう。
通常、午前中に荷物を積んで、移動し、午後に荷物を降ろすという日程になります。道中はトラックに便乗はできませんので、移動手段を確保しておく必要があります。
業者さんと出発時に待ち合わせ時間について確認を取られますので、移動にどのくらいの時間がかかるかを把握しておく必要があります。
荷積み後は、戸締まりを済ませ、時間があれば鍵を管理会社に返却し、そうでなければすぐに引越し先へと向かいます。荷物を積んだトラックは到着後すぐに荷物を降ろさないとならない場合が多いので、先に到着しているようにします。
到着した荷物は、どこに運びこむかを指示する必要があります。
また、同時に荷物に破損や汚れ、紛失などが無いかをチェックします。
荷物の確認は出来る限り当日中に行います。箱の中身など後日でないとわからないものはある程度仕方がないですが、家具類の傷などは、当日でないと保証が効かない場合があります。
引越し後の近隣へのご挨拶は、以前は引越し蕎麦などでご挨拶に伺うのが一般的でしたが、最近では、特に女性の一人暮らし等の場合、危険を招くこともあり得ます。近隣へのご挨拶が必要な場合はできるだけご家族の男性を伴って伺うと良いでしょう、その際、女性の一人暮らしであることは特に伝える必要はありません。
マンションなどの場合特に必要ない場合もありますので、周辺の事情が分かってからのご挨拶でも構わないと思います。
引っ越し後
できるだけ当日に行っておきたいのが市区町村役場での手続きです。
転入届、住民票の取得、印鑑登録などです。住民票はあちこちで必要となりますので、あらかじめ必要枚数を調べておくと良いです。コピー不可の場合が多いので、枚数を多めに見積もっておきましょう。
電気、ガス、水道、NHKなど放送関係、新聞牛乳などの配達関連の移転の連絡を各会社に入れます。
意外とわすれがちなのが、車や原付きなどの移転の手続きです。手続きを行わないと、税金の連絡が遅くなったりと支障がでますので、できるだけ早めに更改しましょう。
荷解き後には大量の不要資材が出ます。引越し会社によっては、不要な資材を日を改めて回収してくれるところもありますので、確認しておきましょう。
まとめ
引っ越しはゆとりをもって準備を進めているつもりでも、ゴテゴテに回る事が多いです。特に役所関連の手続きは時間に制限がありますので、早めに漏れないように手続きを勧めましょう。チェックリストを作成しておくと漏れにくくて良いと思います。
全ておわったらお知り合いの方にお引越しの連絡をしましょう。