くまのお役立ちブログ

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梅雨時のお弁当、傷みやすいこの時期のお弁当作りのポイント

   

梅雨から夏場にかけて、お弁当はとても傷みやすくて困りものですね。少しの工夫でお弁当を傷みにくくできるので、ぜひ取り入れて夏場の食中毒予防に役立ててください。

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梅雨時のお弁当、天敵は細菌です。

☆お弁当箱の消毒
まずは、お弁当を詰めるお弁当箱の除菌はしっかりと行いましょう。お弁当箱が不潔だと、他をいくら気をつけてもお弁当は傷みやすくなってしまいます。週に1度は煮沸消毒かミルトンなどの食器用消毒剤、または塩素系漂白剤をつかって除菌をしましょう。とくに細かい溝やパッキンのゴムなどが細菌が付きやすい場所になっていますので、ここを重点的にケアしましょう!

保管場所は湿気の少ない涼しいところで!
逆に暖かくて湿気の多いところは細菌が発生しやすいです(シンク下など)

☆手洗い
お料理をする際の手洗いも重要です。

手についているばい菌はしっかり石鹸を使ってあらったから大丈夫!と思われるかもしれませんが、実はしっかり洗ったとしてもかなりの数の細菌が手に残ってしまいます。
私たちの手は、適度な温度と皮膚の隙間など、細菌にとってとても居心地がよい場所です。水道で1分間手洗いをしても細菌を半分も減らせないという実験結果もあるほどです。
ですので、手洗いをする際には、40度くらいのお湯で、薬用せっけんを用いて2度洗いするか、手洗い後にアルコールスプレーなどを併用すると細菌を減らせます。(ただし、ノロウィルスやロタウィルスに対してアルコール消毒はほとんど効果がありません。ノロやロタは加熱調理で防ぎましょう)

梅雨時お弁当、傷みにくく作るには?

☆調理の際に気をつけること
できるだけ加熱調理をしましょう。食中毒の原因となるウィルス類は熱にとても弱いです。細菌類も同じく熱に弱く、おおよそ70~75度程度の加熱調理でもほとんど死滅させることができます。細菌類はお弁当箱に詰めた後に増えないように詰め方なども工夫すると安心ですね。

冷凍食品の場合は、カップ入りなどの直接手を触れずに済ませられるものがいいですね!

ハム、ソーセージ、かまぼこなどの練り物は必ず加熱してからお弁当箱に詰めましょう。加工食品は食品の内部ですこしずつ細菌が増えていることがあります。暖かいお弁当箱のなかでそれらの細菌が爆発的に増えることもありますので、加工食品類もかならず加熱しておきます。

残り物をおかずにする場合は表面についた細菌を減らすため、再加熱をしましょう。前日に加熱したおかずでも、お弁当箱に詰める前にレンジなどで温めなおしてから詰めましょう。

味付けに酢を使うと抗菌作用がアップします。また塩分も菌の繁殖を抑える効果があります。

ご飯を炊くときに、お酢をスプーン1杯程度入れて炊くとぐーんと傷みにくくなります。目安は5合炊きで大さじ1/2くらいです。
お酢臭くならないかなぁと思われるかもしれませんが、おさじ一杯くらいでは、ほとんど気になることはありません。それにお酢を少しいれるだけで傷みにくくなるなら多少の匂いは気になりませんよ!!


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お弁当を詰める際に気をつけたいこと

☆詰める際
お弁当を詰める際にはできるだけ素手で食材に触れないようにしましょう。ご存じのように私たちの手には目に見えないばい菌がたくさん付いています。おにぎりを握るときはサランラップで包んだご飯を握るか、調理用の使い捨て手袋を使用しましょう。おかずなどを詰める際も、直接手を触れず、清潔な菜箸などで詰めるようにします。

お昼にお弁当箱を開けた時に、ふたの裏に水滴がいっぱい付いていることってありませんか?あれはご飯やおかずがまだ暖かいうちにお弁当箱に詰めてしまうことで暖かいご飯やおかずから出た水蒸気が水滴になったものです。

☆水分を減らすための工夫
カビや細菌などの微生物は水分が大好物です。水分のあるところで増殖します。お弁当箱の中の水滴は、ばい菌が増える元になります。
お弁当箱の中の水滴を減らすにはお弁当を詰める時に粗熱を取って詰めた後に水蒸気が出ないようにしておく以外にはありません。お弁当を詰める前に十分におかずやご飯をさましてから詰めるようにしましょう。

ちなみに、冷めにくいご飯を手早く冷ますには、お弁当分のご飯を大きめのお皿に出して広げて冷まします。こうすることで余分な水分も飛びますし、手早く冷ますことができます。

ご飯の上にゴマやふりかけ、カットわかめなどを乗せるとご飯の水分を吸ってくれます。
レタスなどの野菜類はおかずの塩分に触れると水分がでてしまいます。夏場のお弁当は、おかずの仕切りにシリコンカップや仕切り紙を使いましょう。
汁の出やすいおかずなどは、かつおぶしをまぶしておくと水分を吸い取ってくれます。片栗粉などをまぶしておいても水分を閉じ込めてくれますので食材によっては片栗粉を使うということもできますね。揚げ物類は汁を出しにくいおかずです。衣が周囲の水分を吸ってくれるのでとても便利に使えます。

☆その他の工夫
ご飯に梅干しを入れておくと傷みにくくなることはご存じだと思いますが、ワサビをひとつまみお弁当箱に入れておくことでも同じように抗菌作用が期待できます。

調理済みの冷凍食品の中には自然解凍で食べられるものもあります。これらを使うと保冷材の代わりにお弁当が傷むのを防いでくれます。

まとめ

☆一緒にいれるとお弁当が傷みにくくなるもの。

1.保冷材
2.抗菌シート(使い捨ての市販品)
3.凍ったままの冷凍食品、ゼリーなどを冷凍してもOK
※ご家庭で作ったおかずを冷凍したものは、解凍時に水分がでるので避けましょう。
4.梅干し
5.酢のもの、酢
6.ワサビ(ふたの内側に塗ってもOK)
7.ショウガ(紅ショウガやショウガの漬物など食べやすいものでOK)

☆一緒にいれるとお弁当が傷みやすくなるもの

1.炊き込みご飯(多くの食材が混じったご飯は傷みやすいので、お弁当には白米がベストです)
2.卵焼き(厚焼き玉子は足が速く傷みやすいうえ、卵にはサルモネラ菌が付着しやすいので夏場のお弁当には避けたいものです。)
3.水分の多い生野菜、プチトマトのヘタなど(生野菜は水分が多く細菌の繁殖の助けになりやすいです。またトマトやイチゴのヘタ部分は細菌が付きやすい部分ですので、一緒にはしない方がいいです。生野菜をどうしても食べたい場合は、別の容器にいれて保冷材などでしっかり守ってください)

☆お弁当三原則

菌をつけない(加熱調理、手で触れない)
菌を増やさない(水気を切る、出さない)
できるだけ冷やす(冷凍食品や保冷材を利用)

どうでしょうか?参考になりましたでしょうか?これからの季節、気をつけないといけないのはお弁当だけではありませんが、特に傷みやすいお弁当の傷みを抑えて食中毒を予防しましょう。

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