秋のブライダルシーズンに思う、写真だけの結婚式のあり方。
結婚式を挙げないなんて!はもう古い?
二人の新生活を始める前には、必ず
結婚式をやって披露宴をやって盛大にお祝いをするのが当たり前
というわけでもないですよね。
多大な出費を伴う結婚式披露宴をせずに、堅実に新生活を開始する。
というのは立派な選択だと思います。
今は昔のように右肩上がりで収入が増えるということもありませんし
多大な費用をかけた結婚式は無駄だと考える人も増えています。
下手をすると新生活が借金からのスタートなんて・・
しゃれになりませんよね。
ひとによっては婚姻届だけで済ませてしまうカップルもあるくらいです。
確かに、結婚式と披露宴をすれば、周囲の関係者の方々に
いちいち説明をする手間を省くことはできますが、その分費用と
期間半年以上に及ぶ準備が必要になります。
最近の写真だけでする結婚式が広まっているのはこういう背景も
あるかもしれませんね。
写真だけの結婚式
写真だけの結婚式といっても
実際に写真だけしか撮らないカップルもいれば
挙式はチャペルで挙げて、その様子を含めて写真を撮り
披露宴などは行わないなど
その方法は様々ですね。
一般的にいって
披露宴を含めた挙式費用はおおよそ300万円が大体の相場と言われています。
それに対して写真だけの結婚式の場合、
スタジオでの撮影のみの場合最安値で3万円前後から
挙式を含めた写真を撮影する場合であれば数十万円の費用で済みます。
プランの内容も様々で
衣装代、メイク、ヘアメイク、小物アクセサリーなどコミコミで
出来上がり写真冊子1冊の場合4万円~10万円程度と
かなりばらつきはありますが、
総じて費用はかなり抑えられるようです。
数多くのプランからひとつ選択する際に注意することは
- 貸衣装の豊富さ
- メイクやヘアメイクができるか
- スタジオのみなのかロケができるのか
- 出来上がりの写真実績があるか
- 撮影はプロが行うのか
- 引き渡ししてもらえる写真の枚数は何枚か
- デジカメでの撮影の場合データはもらえるのか
- カメラマンと直接打ち合わせができるのか
やはり一番気になるのは
どんな撮影をして、どんな作品を作ってきたのかという
実績だと思います
できるだけカメラマンの方と直接打ち合わせをして
こちらの希望をきちんと取り入れてくれる所がいいですよね。
ですので、撮影を頼む時にはこういった条件を提示して
こまめに対応してくれるプランナーを選ぶようにしましょう。
人生の門出を記念する大切な思い出ですから
ここは慎重に選んでくださいね。
普通の結婚式をするのが当たり前?
さて、写真だけの結婚式にしたいと、当人同士が決めた後
意外と心配なのが、ご両親や親族の方々への説明ですよね。
いくら二人の門出だからといっても、周囲の声を無視して
決めていくわけにもいかないのが結婚です。
当人同士がいいのだからいいじゃないか
と思われるかもしれませんが、やっぱり同じ結婚でも
周りから冷たくされるよりは周囲から祝福される結婚の方が
良いに決まってますよね。
そこで、まずは、ご両親にきちんと自分たちのプランを説明して
費用や今後の生活の事なども含めて理解してもらうことから。
ご両親が納得されて、当の本人たちが希望することであれば
それ以外の周囲の声というのはそれほど大きくはなりにくいものです。
大事なことは、二人がしっかり考えた上での結論だということを
きちんと伝えることだと思います。
何も考えずに面倒だからと普通の結婚式を選ぶより
ずっと立派な態度だと、私は思います。
大切なのは周囲への気配りと二人の思い出
結婚の主役はもちろん新郎新婦です。
とはいえ、周囲の方への気配りを忘れていては
これからの生活を含めて不安になりますね。
そういった不安っていうのは実は当人よりもご両親の方が
強く持たれるものです。
世間体というのやっぱり親であれば気になるもの。
やっぱり普通の結婚式をした方がいいんじゃない?
費用は私たちが出すから・・なんて言い出しそうじゃないですか?
そんな場合には実は費用を抑えた披露宴のようなものを
やってしまうというのも手です。
実は結婚費用の最も大きなウェイトは披露宴にあります。
結婚式場やホテルの披露宴は挙式抜きでも200万近くになります。
招待客両家30名ずつで60名として、お料理が平均的な一人1.5万円だとすれば
それだけで100万円近くになります。
飲み物代は後から請求されるので、プラス10万円ほど
司会をプロにお願いしたり、雰囲気作りのデコレーションや演奏などを
入れればさらに+30万や40万はざらです。
加えてお色直しでレンタル衣装代が新婦さんが2回着替えるだけで
10~20万円のプラスで、さらに、
引き出物が人数分+αで30万ほど
招待客の宿泊費用やお足代も新郎新婦側でもつのが普通なので
人数にもよりますがその分も加味しないといけません。
一度お試しでプランニングしてみると分かりますが、
あれもこれも付けたくなるのが人の情です。
その費用で車が新車で買えると考えれば、相当な出費ですよね。
それを、
例えば両親と親族だけを集めた演出や出し物を無しにした
宴会形式や会食形式にしてしまえば、集まる人数はせいぜい
20人程度でおひとり様2万円の食事を出したとしても40万円です。
これで一応の世間体も保てるし、写真などは自由に撮れば
費用も掛かりませんね。
実は、わたしたちがやったのが。
挙式+写真のみのプランに
両親と近しい親族に新郎新婦それぞれが親友と呼べる友人を2名ずつ
出席してもらった会食形式の披露宴なんです。
写真撮影だけに比べれば費用はかかりますが、
形としては挙式からの流れで会食なので、結婚式+披露宴のような
雰囲気にできましたし、グラビアのような写真も撮っていただき
とても良い思い出になりました。
私たちに十分な費用がなかったことと、やっぱり過度な催しは
不釣り合いだと考えたからなのですが、両親にとっても良い思い出に
なったようです。
まとめ
結婚というのは多くの場合、
「若い二人がこれから新しい生活をスタートさせます。
今まで育ててくれた両親だけではなく、多くのお世話になった方々に、
これからの私たちが目指す生活の門出をお祝いしていただき
これだけの事(披露宴)ができるのだから安心して見守ってください。」
と宣言する意味もあります。
ですが、だからといってそれが華美に過ぎるものにする必要はないのです。
今の二人ができる精一杯を背伸びするではなくて、自然体で
皆さんに見てもらいお祝いしてもらうというのが、
美しいあり方なのではないでしょうか?
私はそう思います。
これからの若い方を応援しています。