引き始めの風邪は引いたかな?の後が肝心、風邪を早く治す方法。
風邪は引かないのが一番ですが、風邪を引いてしまったらこじらせる前に早めに治したいものです。
風邪を早く治すにはひきはじめが肝心です。ひきはじめの風邪をこじらせないポイントをまとめてみました。
引き始めの風邪は暖かくして休養を取る
風邪の初期症状は、ゾクゾク寒気がする、鼻水が出て全身がだるい、頭やのどが痛い、熱が出る、食欲が出ないなどの症状が現れます。風邪かも?と思ったら、もう一枚服を羽織るなどして、すぐに身体を温め、休んだりや睡眠をとることがなにより大切になります。
通常の風邪はほとんどがウイルスの感染が原因です。風邪を引き起こすウイルスは100種類以上あって、その多くは11月以降の冬場に活溌になります。ウイルス性の風邪は10日程で症状が落ち着きますが、細菌が原因の風邪の場合、1ヶ月以上も症状が続く事があります。10日過ぎても症状が改善しない場合は、細菌性の風邪の疑いがありますので、放置せずに医療機関の診察を受けることをお勧めします。
風邪を引くと発熱などで体がだるさを感じて、睡眠を取りたいと感じます。また風邪の時に寝ると、こんこんと寝続けることができるのですが、これは体の免疫システムが体を休めて睡眠を取るように体に促しているからなのです。
私たちの体の免疫システムは、バランスの良い睡眠を取ることで高まります。十分に睡眠を取ることで免疫力が高まり、風邪のウイルスに対しても高い効果を発揮するようになります。
また、引き始めの段階で熱が出ているとすぐに解熱剤を飲む方もいますが、これはできるだけ避けましょう。
免疫システムは体がだるいと感じる37度以上の体温で活発に働くようになります。逆にウイルスは体温が高くなると活動しづらくなります。風邪を引いて熱がでて、体がだるさを感じて睡眠を取るというのは、自然の摂理にかなった行動なんですね。
風邪薬は風邪そのものを治療するわけではなくて風邪から生じる諸症状を緩和するだけの対処療法です。風邪そのものを治すには感染したウイルスを排除しなくてはならないのですが、それは免疫システム次第なのです。
ですから、免疫系が働きやすくするために、体を温め睡眠を取るということが大切になります。
健康で体力のある大人であれば、しっかりと栄養を取って、睡眠をとれば、一晩で回復することもあります。
引き始めの風邪は消化吸収しやすい食事を取る
風邪を引くと食欲がなくなってしまい、何もたべたくなくなります。時には吐き気なども伴いうまく食べられない事もありますが、少量でもよいので、できるだけ栄養があって消化の良い食べ物と汗をかいたりしますので、水分の補給をしましょう。
免疫システムがウイルスを排除するためには意外とたくさんのエネルギーを必要とします。燃料切れで免疫系が活動できなくならないためにもも消化が良くて栄養が高い食事を取ることで抵抗力を強くすることができます。
風邪をひいた時に取っておきたい3大栄養素はビタミンAとビタミンC、そしてタンパク質です。
ビタミンAは、喉や鼻の粘膜をを作ります。主に牛乳や卵黄に含まれます。
ビタミンCは白血球の働きを助け、免疫力を高めます。主に、ほうれん草やネギ、いちごなどに含まれます。
タンパク質はカロリーの素、エネルギー源になります。肉類、乳製品に含まれます。
水分は発汗による脱水症状を防ぐ為に必要です。
消化吸収の良い食べ物ですので、これらの食材を使ったお粥などは食欲がなくても比較的食べやすく体もあたたまるのでとても良いと思います。
風邪を引いた時のお風呂の入り方
風邪を引いた時にはお風呂に入ってはいけないと言われますが、特に入浴自体は問題になりません。
注意したいことは、風邪を引いた時には、体を冷やさずに体力を消耗しないことです。ですので、お風呂あがりに体を冷ましたり、あまり熱いお湯に長時間浸かって体力を消耗するなどは避けたほうが良いようです。
ただし、あくまでも引き始めの風邪についてですので、あまり高熱が出ている時やひどくだるいとか熱以外の症状がある場合(嘔吐や下痢など)は避けたほうが良いようです。
目安としては38度以上の発熱や強い寒気、だるさを感じるとき、下痢、嘔吐などの症状がある場合は入浴を避けましょう。
おそらく、こういう症状の時はお風呂に入りたいとは思わないと思いますが・・
お風呂の温度はぬるめのお湯で、着替えなどの時に体が冷えないように注意する。
髪を洗った場合はしっかりとドライヤーなどで乾かす。
入浴前と後に水分を補給する。
体を冷やさない入浴は血行の促進と体を温めることができるので、回復が早まる可能性があります。お風呂あがりに少し調子よくなったからとテレビなどを見たりそのままで体を冷やしたりすると却って悪化することがあります。入浴後はできるだけ早く休んで回復に努めましょう
まとめ
風邪はきちんと予防すれば、かなり発症を抑える事ができます。
ほとんどの風邪の原因となるウイルスは、乾燥した冷たい空気を好みます。逆に湿気のある高温に弱いのが特長です。特に湿度の高い部屋は苦手ですので、部屋の温度を20度以上で湿度を40%以上に保つとウイルスを鈍化させることができます。
また、ほとんどのウイルスは手洗いやうがいで洗い流すことができますので、帰宅したらすぐに手洗いうがいをこまめにして予防することが大切です。
また、風邪の多くは睡眠中にかかることから、寝室は加湿器などで乾燥を防ぎ、睡眠中に体が冷えないように腹巻きやネックウォーマーなどを利用するのも有効です。また睡眠時は意外と水分を失いがちですので、寝る前にしっかりと水分を取っておきましょう。
風邪は体温が下がるとかかりやすくなります。日頃から運動をして、筋肉を付けるだけでも風邪はひきにくくなります。また腹巻きやレッグウォーマーなど血流を阻害しない防寒着なども効果がありますので、体温が低い方や一部の冷えが気になる方はお腹や下半身を冷やさないように注意するだけでもかなり風邪の予防になります。
基本は日常生活を健康的に過ごすことでほとんどの病気に効果がありますので、適度の運動とバランスの良い食生活を心がけるのが一番ですね♪